福山雅治が26日、長崎で行なわれた「『長崎スタジアムシティプロジェクト』起工式&新CM・新スローガン発表会」に出席。クリエイティブプロデューサーとしての意気込みを語った。

今回のプロジェクトは、2024年開業予定のサッカー専用スタジアム「長崎スタジアム」と周辺施設の建設による、新たな街づくり計画。長崎県佐世保市に本社を置き、「ジャパネットたかた」で知られるジャパネットホールディングスが手がける。

この日、福山は江戸時代に異国の商人たちの拠点となったグラバー園から中継で登壇。グラバー園について、「幕末から明治という時代の転換期で、日本の未来を作っていった出発点」だと説明し、「長崎の未来への歴史のさらなる転換期ということで選ばせていただきました」と明かした。

「人生での選択肢は、可能であれば多ければ多いほうがいい」と語る福山は、18歳で故郷を離れたが、「この故郷長崎に僕はその選択肢を求めていた」そう。

そして、「人生には個性の数だけの生き方があってもいい。その個性はその人だけが持つ"光"だと呼べるのではないでしょうか」と問いかけると、「個性、憧れ、そして情熱。この長崎に生きる日々を、未来へのイメージを、生きる喜びを、スタジアムシティに持ち寄りましょう」と熱く語り、「『なりたい自分を描くことができる、そんな場所になってほしい』。それがスローガンです」と今回のプロジェクトテーマを明かした。


今回のプロジェクトCMでは、福山が映像や音楽などすべてに携わり、制作。福山の新曲『光』が使用されているが、その新曲について「30周年ツアーに向けてオーディエンスと作り上げた歌、そしてオーディエンスと共に育ててきました」と説明した上で、「このプロジェクトのテーマ、哲学とリンクしていまして、提供させていただきました」と、選曲理由を述べた。

また、「長崎の高校生平和大使の方々の言葉にこんな言葉があります。『微力だけど無力ではない』」と切り出すと、「僕も大好きな言葉です。その思いを胸に、このプロジェクトに、僕の"光"で参加したいと思っています」とプロジェクトへの思いを吐露。

「このプロジェクトが始まって、今日の起工式を小学生など若い世代が見て、『なんかすごいことが始まりそうだな』って、ワクワクしてくれたらうれしい。長崎で生まれ育ち、住み続けている皆さまにおいても『いい感じになりそう』って思っていただきたい」と長崎市民へ期待を寄せ、「長崎を、自分を、もっともっと面白がりませんか。平たく言うと『一緒にやりましょう』、それにつきます。老若男女問わず、みんなで一緒にやっていきましょう」と呼びかけた。