今年も新型のiPhone 14シリーズが登場しましたけど、もはや家賃や海外旅行に行けるクラスのお値段に! そこで、安く、長く、快適に使える中古iPhoneの正しい選び方をITジャーナリストの法林岳之(ほうりん・たかゆき)さんに解説してもらいます!
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――高価格になった新型iPhoneがある一方、世界的に人気なのが中古iPhone。今年はドコモ、au、ソフトバンクまで参入して国内でも認知度が大幅アップ。中古iPhoneの正しい選び方は?
法林 iOSのアップデートを考慮すると、iPhoneの実用年数は長くて5年です。中古で購入して3年使うなら、2世代前のモデルを選ぶのが大前提。それだと2020年発売のiPhone 12シリーズ以降になりますが、超注意事項があります!
――それ、教えてください!
法林 64GBモデルは選ばない!! 最新のiOSはストレージ容量を圧迫し、64GBでは動画の撮影やダウンロード、新規ゲームのインストールもままならない状態となってしまいます。それこそ14シリーズでは64GBモデルが廃止されました。なので中古iPhoneは必ず128GBモデル以上を選ぶこと!
――中古だとiPhone 11シリーズが玉数豊富ですけど、これは?
法林 2019年発売なので、実用2年と考えるべきでしょう。17年発売のXや18年発売のXSも玉数豊富ですが、より実用年数が減るので避けるのが正解です。そして14シリーズの登場で、今後2、3ヵ月で12シリーズの中古在庫が潤沢となり、価格も下落します。そこが買い時です。
――ちなみに今後、新型iPhoneの価格が下落することは?
法林 ありません。世界的に〝iPhoneはブランド品〟という位置づけで、価格を下げてブランド力を落とす必要がありませんから。ただ、高価格によるユーザー離れを防ぐため、「iPhoneサブスク」といったサービスを展開する可能性はあります。
これは一定の金額を支払うことで、毎年新型のiPhoneが提供されるサービスです。この方式は、すでに高額カメラや、設計や動画編集など専門性の高いアプリで大成功しており、今年も「iPhoneのサブスクが始まるのでは?」という噂がありました。
現在は〝iPhone一括0円販売〟も縮小し、今後もiPhoneのお得な買い方は日々、変化していくのでしょうね。
「新型14シリーズの賢い買い方」は、9月26日(月)発売『週刊プレイボーイ41号』の「最新の14シリーズから旧型、今年大ヒットの中古まで!! 値上げ時代のiPhoneベストバイ!」にて