なんと「不老不死の食材」ゲットしました!なんと「不老不死の食材」ゲットしました!

みなさん、こんにちは。前回は、ムスリム(イスラム教徒)御用達のハラルフードスーパーマーケット、埼玉県三郷市にある「ボンゴバザール」へ行ったお話をしましたが、新年早々爆買いスイッチオンで総額1万円以上購入してしまいました!

今回はその中から旅人がオススメする異国のハラルフードを5選、紹介したいと思います。

(※ハラルフードとは、イスラム教で食べることが許されている食材や調理法で作られた料理のこと。主に豚肉やアルコールは禁じられています)

ハラルフードマーケット「ボンゴバザール」で買ったものを紹介するよ!ハラルフードマーケット「ボンゴバザール」で買ったものを紹介するよ!

■クレオパトラが愛したスーパーフード

まず私が絶対に買おうと決めていたのが、「デーツ」。アフリカや中東が原産地のナツメヤシという実のドライフルーツで、ねっとりとした羊羹のような食感と干し芋や黒糖のようなコクのある甘さが特徴的。"天然のキャンディ"なんて言われています。

チュニジア産の枝付きデーツ! こんなに入って500円程度とお得!チュニジア産の枝付きデーツ! こんなに入って500円程度とお得!

ごぼうの1.3倍もの食物繊維を持ち、ミネラルも豊富。日本人には不足しがちなマグネシウムや二日酔いに効くナイアシンも含まれ、貧血やダイエットにも効果のあるスーパーフード! 古代から砂漠の民の栄養源とされており、クレオパトラも愛したそうですが、私も旅で出会ってからずっと愛してるよ!

デーツはイスラム教徒がラマダン(断食月)明けの栄養補給に最初に口にする食べ物とも言われます。私もアゼルバイジャンでラマダン体験中に我慢できずこっそり食べたり、ヨルダンのモスクでもらったものを、一粒一粒ありがたく食べたのを覚えています。

モスクでもらったバナナとデーツ。種が1個入ってるけど、皮はドライなので手で摘んで食べられるお手軽さも旅人向き。モスクでもらったバナナとデーツ。種が1個入ってるけど、皮はドライなので手で摘んで食べられるお手軽さも旅人向き。

ちなみに、デーツはお好み焼きにかけるあのオタフクソースの原料にも使われているそうですが、オタフク、目のつけどころがグローバルです!

■不老不死の黒い食材

お次はお肉のコーナーから。ハラルフードといえば豚肉が禁止ですが、子羊や鹿、鴨などちょっと珍しいお肉が色々ありました。その中からギョッと二度見してしまったのは、真っ黒な肉の塊......。なんと烏骨鶏(うこっけい)の丸鶏!

インパクトのある冷凍烏骨鶏インパクトのある冷凍烏骨鶏

中国では昔から霊鳥として扱われていた烏骨鶏。「不老不死の食材」と言われ、王侯貴族や女官が好んだ贅沢な食材でした。卵は週に1個程度しか産まず、栄養価も高く美味しいことから高価です。

「烏骨鶏の卵」は聞いたことがあったけど、まさか親鶏がこんな真っ黒だったなんて。そして気づいたら買い物カゴに! 料理のアイデアもないまま思わずグワシと掴んでいましたが、どうしようかこれ!? 薬膳スープかな.....。

■ブドウの葉で巻くトルコの定番料理

各国の食材コーナーでは特にトルコ、ベトナム、タイなどアジアのものがピックアップされていました。実は今回バザールを訪れた一番のお目当てがこの中に。トルコの定番料理「ドルマに使う、ブドウの葉の塩水漬け」です。

トルコ料理缶詰。葡萄の葉ピラフ詰めトルコ料理缶詰。葡萄の葉ピラフ詰め

ドルマは「巻いたもの、詰めたもの」という意味で、米や肉などの具をキャベツやブドウの葉で包んだ料理。あるいは中をくりぬいたナス、パプリカなどに具を詰めたもの。

私はウズベキスタンで初めてブドウの葉で巻かれたドルマを食べ、すっかりお気に入り。ヨルダンでは親子がキッチンでドルマを作る姿が、日本の餃子作りのシーンによく似て微笑ましかったり。当コラムでもアゼルバイジャンで食べたピーマンの肉詰めタイプのレシピを紹介しました。

ドルマの中身は主に挽肉とごはんドルマの中身は主に挽肉とごはん


ヨルダンで親子が作っていたドルマヨルダンで親子が作っていたドルマ

■インドネシアのやみつき辛旨ソース

調味料コーナーからは、辛くて美味しいサンバルソース! インドネシアやマレーシアの料理に使われる唐辛子とニンニクをベースにした辛味調味料です。伝統的な料理やナシゴレン(焼き飯)、ミーゴレン(焼きそば)の調味料や、揚げ物や炒め物などに添えたり、つまりは何にでも合う!

サンバルアスリとインスタントのミーゴレン。全てにハラル認証マークありサンバルアスリとインスタントのミーゴレン。全てにハラル認証マークあり

辛さレベルは甘いものから激辛まであり、今回は基本の中辛「サンバルアスリ」をゲット。これ一本でお手軽にインドネシア気分が味わえます。

ちなみにサンバルの瓶や、合わせて購入したインスタントのミーゴレンの袋には、ハラル認証マークがしっかりとありました。インドネシアでは、食品については70%以上の人たちがハラル認証マークを意識しているそうです。

■トルコの魅惑の絶品スイーツ

最後にスイーツ。トルコの伝統的なお菓子「バクラヴァ」を知っていますか? フィロという薄いパイ生地のようなものに刻んだクルミやピスタチオなどを挟み、ミルフィーユ状に何層にも重ね、澄ましバターたっぷりで焼き上げてシロップをかけたもの。

トルコで売っていたバクラヴァ。フィロの層がすごい!トルコで売っていたバクラヴァ。フィロの層がすごい!

「甘い甘い、あま~い!」

激甘です。初めて食べた時は、一口かじるとジュワジュワ~とあふれ出すシロップに驚きましたが、飲酒がタブーの国では男性でも甘党の人が多く、皆平気で食べています。

しばらく中東を旅していたら私もいつの間にか慣れて、もはやご褒美おやつと化していました。スリにあって文無しになった後も、路上で見つけたバクラヴァをどうしても我慢できずに、ひとかけだけ買って大事に食べた思い出スイーツです。

イスラエルの路上で買った思い出のバクラヴァイスラエルの路上で買った思い出のバクラヴァ

ボンゴバザールでも迷わず購入。6個入りで1200円なので、まあまあ高級お菓子ですが、久々に何層ものフィロの食感とシロップの合わさったサクジュワの食感に感動!

近年、日本にもやっとトルコのバクラヴァ店が上陸し、一部ではジワジワと話題になっているようです。今後、流行スイーツとなるのか注目です!

ボンゴバザールでも売ってた!即買い!ボンゴバザールでも売ってた!即買い!

他にも珍しいジュースや乳製品、米、粉、豆、惣菜売り場ではカレーやSUSHIまで売られていました。私は夢中で1時間は買い物を楽しんでいたでしょうか。お腹が空いたので惣菜のビリヤニ(インドの炊き込みご飯)もカゴに入れ、レジへ向かうと総額は1万円超え!

青パパイヤ、レモングラスなどの生鮮食品、骨付羊肉、冷凍食品のシシカバブ、バングラデシュのシンガラ(ジャガイモ入りの揚げ物)、タイの調味料などもお買い上げです。

今回の購入品は総額1万円越え! 今回の購入品は総額1万円越え! 

爆買いしてご満悦の私の目にふと入ったのは、モスクの絵と注意書き。何かと尋ねると、スーパーの裏にお祈りの場所があるんだとか。1日に5回お祈りの時間があるイスラム教。厳密に5回やる人は少ないそうですが、時間が来るとスーパーの中でも始まってしまうため、場所を設けたのだとか。

そういえば、旅では空港の床や屋外などで突然、絨毯を敷いてお祈りを始める姿をたびたび見かけたものです。

お祈りする場所の案内お祈りする場所の案内

支払いを終えた私に店長から、ギフト用の包装紙と、

「これ、持っていても何も効力がないんですが......(笑)」

と、子供用に作ったバザールの年間パスポートと大人用のブラックカードをいただきました。なんてお茶目な。これを持ってこの楽しい場所へまた来なければ!

ボンゴバザールは世界を旅した私にとって、夢の国のように楽しめた場所でした。東京から電車で1時間だし、特に珍しい景色でもないはずですが、青い空の眩しい昼下がりに異国を感じる場所へ遠出をし、小さな旅心をくすぐられました。また行こうっと。

「食の大冒険」と書かれたギフト用包装紙と、「夢の国」の年パスとブラックカード「食の大冒険」と書かれたギフト用包装紙と、「夢の国」の年パスとブラックカード

■YouTube『旅人まりーしゃの世界飯 Traveler Marysha』でボンゴバザールで買ったものをゆるっとご紹介!
https://youtu.be/D3WcljAIv8U

●旅人マリーシャ(旅人まりーしゃ)
平川真梨子。旅のコラムニスト。バックパッカー歴12年、125ヵ国訪問。地球5周分くらいの旅。2014年より『旅人マリーシャの世界一周紀行』を連載。
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