30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しく、ちょっぴりＳな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します！ 第60回のテーマは「サウナって体に良い？悪い？」です。
【今週のお悩み】】サウナが好きでよく行くのですが、体に良いって言う人もいれば、悪いって言う人もいますよね。本当のところ、どうなんでしょうか。まぁ、どっちにしろもうやめられないんですけど......。あと、「精子が死ぬ」なんて話もありますが、本当ですか？（41歳・会社員）
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薬剤師・福井セリナ
結論から言うと、サウナは体に良いです！ 私も大好き♡ でも、気をつけてほしい点がいくつかあるんです。いったいどういうことなのか、解説していきますね。まずは、サウナの体に良いポイント４つを紹介します。
福井セリナがサウナについてアドバイス
１.疲労回復
サウナに入ると、血流が安静時の２倍近くアップすると言われています。すると体の中の酸素量が増え、筋肉の疲労を効率的に回復させてくれます。さらに、脳にも酸素が行き渡るので、なんだかぼーっとして集中できないときや、だるさのあるときにもオススメです。
２.温冷刺激でストレス解消
高温のサウナ室や、冷たい水風呂では、体は厳しい環境で生命を保とうとするので、交感神経が高まります。これによって身体機能を調整するホルモン（エンドルフィン、オキシトシン、セロトニン）が分泌されるのですが、これは"幸せホルモンとも呼ばれていて、ストレスを緩和してくれます。
３.自律神経を整える
サウナで多くの人がやっている、サウナ→冷水浴→外気欲という流れ。これを何度か繰り返して"ととのう"状態にもっていく人が多いと思います。この温度変化は交感神経と副交感神経を交互に優位にし、自律神経の訓練になります。自律神経が整うと、体調を崩しにくくなったり、太りにくくなったり、免疫力が上がったりと良いことだらけなんですよ♡
４.肌や体内がきれいになる
サウナで大量の汗をかいていると、老廃物や疲労物質も一緒に外に流れていきます。同時に毛穴にある皮脂腺からあぶらも流れていくので、毛穴もスッキリ！ お肌がきれいになります。
と、ここまでサウナの素晴らしさを挙げてきましたが、気をつけてほしいこともあります。
私もよく「サ活」してます
まず一つが、肌や髪へのダメージ。サウナは高温なので肌から水分が蒸発していくことがあります。終わったあとは化粧水や乳液は欠かさないようにしましょう♡ サウナの中では濡れたタオルを顔に巻いたり乗せたりするのもオススメです。髪も熱に弱いので、サウナハットをかぶって高温になりすぎないようにしましょう。
もう一つは、男性は股間を守ること！ 股間を高温状態にすると、精子や精液に悪影響を及ぼし、精子の数や運動率が減ると言われています。サウナに入るときは冷水で濡らしたタオルを股間部分にかけましょうね♡
今週の教訓：サウナは健康に良いことばかり！ でも男性は股間ガードを忘れずに♡
福井セリナ（ふくい・せりな）
1994年5月23日生まれ 新潟県出身
○慶應大学薬学部卒で現役薬剤師のタレント。都内の調剤薬局に勤務しながら、タレント活動やコラム執筆などマルチに活動している。2022年4月より文化放送『カラフルブーケ』パーソナリティーを務める。
公式Twitter【@serina_fukui】
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