毎週のように続々と新作が登場するコンビニグルメ。中にはクオリティも相当高く、専門店並みの"攻めまくりのコンビニ飯"も少なくない。
そんなぜひ一度は食べておきたい商品を、コンビニを研究し続けて23年の「日本一コンビニに詳しい男」として多くのメディアで活躍する、コンビニ研究家の田矢信二氏に全力で紹介してもらった。今試してみないと損をする、至極のコンビニ飯はこれだ!
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■ガツンと濃厚! つまみにも〆飯にもなる、パスタがヤバすぎる
まずは 「昼食のランチ需要として売り上げは伸びている」(田矢氏)という冷凍パスタから。
「そんな中でも、セブンイレブンの7プレミアムゴールド『金のボロネーゼ』(税込429.84円)はぜひおすすめしたい。濃厚なデミグラスが口の中に広がり、その後にゴロゴロと存在感が半端ない肉のうまみが、波状攻撃のように押し寄せます。深めのトレイがセットなので、お皿がいらないところもおひとり様には良いですね」
「スッキリ爽やかなレモンチューハイか、コクの相性が抜群の赤ワインが最高に合います。家にいながら、専門店のような料理が楽しめるなんて相当お得です。おうち時間を充実させる商品に仕上がっています」
実際に食べてみると、まず肉の存在感がとにかくすごい! コクがあるのだが、くどくない。デミグラスのほどよいこってり感と肉汁で、つまみとしてお酒もすすむし、麺でほどよくお腹も膨れる。
「セブンイレブンは、2020年に『冷凍トレイパスタシリーズ』として、ボロネーゼ、ナポリタン、カルボナーラ、ペペロンチーノの4品を発売しました。その中でも人気が高かった、ボロネーゼが"金シリーズ"に昇格しました」
よりクオリティを増して、登場!ということだ。
そして、もうひとつうれしい点は、ソースの量。弁当などでは「パスタのソースがいまいち物足りない」なんてことが時折あるが、『金のボロネーゼ』は肉とデミグラスをぞんぶんに堪能していても、贅沢な量なので最後にトレイに結構残る。これはどうすれば?
「ごはんを入れて、リゾットにすると最高の〆になりますよ。炊くのが面倒くさかったり、余っているご飯がなければ、コンビニで一緒におにぎりを買ってください。具材は、シーチキンがおすすめです」
シーチキンとはまた、こってりしそうな具材......と思いきや、試してみるとこれがまた合うのだ。デミグラスと肉汁に、ほどよい酸味とマイルドなシーチキンマヨネーズが、喧嘩せずに絡み合う。むしろ、マヨネーズの酸味が足されることで、インパクトもありながら、味をかろやかにしてくれる。一品でつまみと最高の〆を楽しめるボロネーゼパスタ。本気で美味かった。
■魚粉とにんにくのマリアージュ 名店の味を自宅で再現
そしてお次は、ファミリーマートの『ごはんにちょいまぜ! 〆のまぜ飯』(税込230円)も、外せない一品だと田矢氏は語る。
「台湾まぜそばの名店『麺屋こころ』さんが監修した商品です。お店では、どんぶりに残った辛ウマな醤油味の豚そぼろに、飯をくわえる『追い飯』も人気なのですが、それが簡単に自宅で再現できます。ご飯を入れる前に、きゅうりを割ってつけて食べても最高です」
「もろきゅう」にも近いが、魚粉とにんにくがガツンと効いているので、かなりクセになる。店では絶対に食べられない一品だ。
ほかにも、「時短したい場合は、コンビニで一緒におにぎりを買って混ぜるだけで抜群にうまい」と田矢氏。このまぜ飯の種には、昆布や梅干しなどの比較的シンプルな具材のおにぎりが合うという。
「こちらの商品もつまみにも〆にもなるので、美味くてコスパも良い。これにはビールが最高に合います」
これからの季節に、重宝しそうなコンビニグルメだ!
■肉にかぶりつく、至極の幸福感!
最後に、「ガッツリ肉を食らいたい!」という人にすすめたいのが、セブンイレブンの『うま塩ペッパーチキンバ―ガー』(税込345.60円)だ。
バンズ(パンの部分)からデカデカとはみ出たチキンのインパクトがすごいが、厚みもしっかりある。噛むとジューシーな肉汁があふれ、『コンビニでこんな本格的なバーガーが食べられるのか』と満足感もハンパない。
「ペッパーチキンのうまみと、肉の柔らかさがマヨネーズソースと合います。最後にレモンの香りがふわっとするところもいいですね」(田矢氏)
日本一コンビニに詳しい男、田矢氏がすすめる"攻めのコンビニグルメ"。一度はぜひ試してみてほしい!
※店舗により取り扱いがない場合や、販売地域内でも未発売の場合もあります。また、予想を大きく上回り、原材料の供給がない場合は、販売を終了することもあります