30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しく、ちょっぴりSな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します! 第68回のテーマは「歯を白くしたい」です。
【今週のお悩み】前歯の黄ばみが気になっています。コーヒーが好きで毎日のように飲むからどうしようもないのかなと思いつつ、やっぱり人前でためらわずに笑えるようになりたいです。仕事が忙しいので歯科に定期的に通うのは難しそうなので、家でできることを教えてもらえませんか?(46歳・会社員)
やせたいとか、シワを無くしたいとか、年を重ねると気になるところが増えてくるかと思いますが、私がまずお金をかけるべきだと思うのが「歯」です!
歯は顔やその人自身の印象を左右すると言っても過言ではないと思っています。海外では、歯並びが悪かったり、着色汚れがひどい人はまずモテないなんて言いますが、日本でもその波、きてます!
とくに相談者さんのようにコーヒーや紅茶など色のついた飲み物をよく飲む人は、知らず知らずのうちに黄色くなっていることがあります。ふと鏡の前で笑ってみたら「あれ? こんなに黄色かったっけ......?」とショックを受けるかも。
今回は、忙しいみなさんのためにおうちでできるケアを5つ紹介します。
①歯磨きは1日2回。磨きすぎも厳禁
1日のなかで何度も何度も歯を磨くと、かえって逆効果。歯茎がすり減ったり、歯を傷つけてしまい、知覚過敏を引き起こしたり、歯の寿命を縮めてしまうことになりかねません。
やさしく、1日2回しっかり歯磨きすれば十分です。
②歯間ブラシで虫歯予防
歯間ブラシやデンタルフロスは使っていない人が多いけど、食べかすの残った歯の隙間というのは虫歯菌が大好きな環境です。
歯の隙間が汚れていると、そこから黄ばんでくることもあるんです。完璧に歯磨きしたつもりでも、歯ブラシだけでは必ずカスが残っています! 毎日は大変なので、2日に1回のペースで続けていきましょう。
③「歯を白くする」を謳った歯磨き粉を使う
歯磨き粉で歯を見違えるように真っ白にすることは残念ながらできませんが、ある程度のところまでは着色汚れなどを落とすことができます。
パッケージに「ステイン除去」「ホワイトニング」「歯を白くする」などと表示されている歯磨き粉を選びましょう。
④フッ素配合の歯磨き粉やガムも
フッ素は歯を保護して、虫歯や着色汚れを防いでくれます。日本で販売されているほとんどの歯磨き粉にフッ素が入っていますが、濃度はさまざま。
日本での配合量の上限は1500ppmと定められています。歯を強くしたいと思う人は、高濃度を売りにした歯磨き粉を継続的に使うといいでしょう。フッ素の入ったガムもあるので、気になる人は探してみてくださいね?
⑤ホワイトニングテープを使う
ホワイトニング剤の着いたテープを歯に貼って30分放置するだけで歯が白くなるという海外製品があります。代表的なのが、Crestの「3Dホワイトストリップ」。
私も使ったことがあって、周りでも使っている子が多いのですが、歯科で使われているような薬剤を素人が扱うことになるので、ムラになったり、歯や歯茎の弱い人は炎症を起こす可能性があり、注意が必要です。痛みなどの異変を感じたらすぐに使用をやめてくださいね。
きちんとした歯科でホワイトニングをしてもらうのが一番安心・安全ですが、それがどうしても難しい人は検討してみてもいいかもしれません。
どんなに行くのが面倒でも、歯石や歯垢取りなどのクリーニングや虫歯の有無のチェックなど、歯科医の手を借りることもやっぱり大切。少なくとも半年に1度は歯医者さんに行ってくださいね♡
<今週の教訓>黄色い歯を放っておいては、モテおじへの道のりは遠い!お家でできることから始めてみよう
福井セリナ(ふくい・せりな)
1994年5月23日生まれ 新潟県出身
○慶應大学薬学部卒で現役薬剤師のタレント。都内の調剤薬局に勤務しながら、タレント活動やコラム執筆などマルチに活動している。2022年4月より文化放送『カラフルブーケ』パーソナリティーを務める。
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