30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しく、ちょっぴりＳな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します！ 第76回のテーマは「背中のケア」です。
【今週のお悩み】この間、妻に「背中が汚いね」と言われてショックを受けました。鏡で見ると背中から腕かけてブツブツが......。つるんとしたきれいな背中になれますか？（39歳・会社員）
いわゆる「背中ニキビ」に関するお悩み相談、実はよく受けるんです。これから夏にかけて、背中を人に見られるタイミングも増えてくるし、気になりますよね。
海やサウナのときはもちろん、Tシャツ姿の首元からチラリと見えてしまうことも。
「そういえば、自分の背中って見たことないかも」という人は家族に写真を撮ってもらったり、合わせ鏡を使ったりして、一度見てみるといいかもしれません。相談者さんのように、ショックを受けてしまうかも......？
■背中ニキビはなぜできる？
背中ニキビの原因は主に２つ！
原因① 皮脂や汚れの詰まり
背中の皮膚って、実は顔の何倍も厚いって知っていましたか？ つまり角質の層も厚いため、乾燥や摩擦によりターンオーバーが乱れると古い角質が溜まりやすい部位。
さらには皮脂も多く、手が届きにくいのでシャンプーやリンスなどをすすぎ残しやすい......という、ニキビがとってもできやすい条件がそろった部位なんです。
原因② ホルモンバランスの乱れ
睡眠不足や食生活の偏り、ストレスによってホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が過剰になります。
なかでも背中は皮脂腺や汗腺が多いため、こういった要因が重なるとニキビができやすくなってしまうんです。
スイーツ大好き♡ でも、食べすぎると肌荒れの原因に
■"つるつる背中"を目指す4つの方法
では、具体的にどうしたら背中をきれいにできるのか、解説していきます。
次の4つをできることから実践すれば、きっと改善に向かうはず！ ぜひ試してみてくださいね♡
解決策① 汚れをしっかり落とす
シャンプーやリンスはきちんと洗い流すこと！ 汚れをしっかりと落とすために、週1くらいのペースで背中用の柄の長いボディブラシを使い、優しく洗ってあげるのもいいかもしれません。
このとき、力を加えすぎないように注意しましょうね。たっぷりの泡で優しくなでるように洗うのがコツです。
背中用のボディブラシは、泡立ちがよく、とにかく毛が柔らかいものを使いましょう。硬い毛で背中の皮膚を傷つけてしまっては逆効果です。
また、気持ち良いからといって毎日ブラシで擦るのはやめましょう。摩擦は肌のバリア機能を低下させてしまうので、逆にニキビが増えてしまいます。
解決策② きちんと保湿する
背中って手が届かないので、どうしても保湿がおろそかになってしまいがちですよね。そこで、スプレータイプの化粧水を使ってみてください。
＜オススメのスプレー化粧水＞
・「Arouge（アルージェ）モイスチャー ミストローションⅡ」150mL・税込2530円
保湿力が高く、無香料・無着色・ノンアルコール・弱酸性で低刺激なので、背中ケアにもってこいです。
・「アベンヌウォーター」150g・税込1650円
フランスの温泉水100％で、さっぱりとした使い心地です。お風呂上がりにすぐ、全身にシューッとするとひとまず乾燥を防げます。
解決策③ 睡眠時間を6～8時間は確保する
ホルモンバランスにダイレクトに響いてくるのが睡眠時間。
寝ている間に分泌される成長ホルモンは、疲労物質を排出したり、ストレスを抑えてくれます。自分好みの寝具をそろえ、快適な睡眠をとりましょう。
寝る前のスマホも睡眠の質を下げてしまうので控えましょうね。
解決策④ 脱毛をする
皮脂が出る毛穴がつまってできるのがニキビ。毛があるとどうしても洗い残しなどで汚れがつまりやすくなってしまいます。
背中が毛深い人は、思い切って脱毛をして清潔に保てる環境をつくるのもいいでしょう。見た目の清潔感もぐーんとアップしますよ♡
＜今週の教訓＞男は"つるぴか背中"で語る!? ニキビは日々のケアでちゃんと良くなります！
●福井セリナ（ふくい・せりな）
1994年5月23日生まれ 新潟県出身
○慶應大学薬学部卒で現役薬剤師のタレント。都内の調剤薬局に勤務しながら、タレント活動やコラム執筆などマルチに活動している。2022年4月より文化放送『カラフルブーケ』パーソナリティーを務める。
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