『週刊プレイボーイ』で「激ウマ!! バカレシピ研究所」を連載中のB級フード研究家・野島慎一郎(のじま・しんいちろう)さん。今回の"バカレシピ"は、すき家のチーズ牛丼にチーズを追い打ちして異次元の激濃チーズ感「ギルティチートスのチー牛」!
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【今回の食材】
・チートス ギルティチーズ味(ジャパンフリトレー) 適量
・とろ~り3種のチーズ牛丼(すき家) 1個
・バター 10g
・フライドガーリック お好みで
野島 助手くん、最近発売になったチートスのギルティチーズ味がスゴいぞ! チートスの良さはそのままなのに、ガッツリとガーリック&バター風味!
助手 それ、ジャンクフード好き大歓喜のスナックじゃん!
野島 言うまでもなくバカレシピの最高の素材、確定!
助手 いいッスね! 今回はいったい何にぶち込むんでしょ!?
野島 すき家のチー牛に使って、異次元の激濃チーズ感を出してみようかなと。
助手 3種のチーズ牛丼にチーズ追い打ちとは!
野島 これは通常のチートスでやっても抜群にウマいんだけど、ギルティチーズ味だとウマさの跳ね方がケタ外れ。なんせガーリックとバターの要素もまとめて足せますから。でもぶっかけて終わりじゃ面白くないので、バターも追加で入れましょ。チー牛を耐熱皿に移したらバターをのせてレンチンしますよ。
助手 ヤベー! チー牛の表面がバターでつゆだく状態!
野島 さらにガスバーナーで表面を焦がしていきます。香ばしさがチーズのおいしさを引き立ててくれるんですが、バターをバーナーであぶることで引火するかもしれないというスリルこそが最大のスパイス。興奮してくるよなあ、助手くん!
助手 バカ! 先にチーズを焦がしてからバターをのせろよ!!
野島 実際にはすぐには燃えないから大丈夫。で、チートスを投入です。袋の中でひと袋の半量ほどをひと口サイズに砕いたら、できるだけたっぷりぶっ込みましょう。さあ、食べてみて!
助手 あっ、これ最高すぎる!! バターとチー牛でこってりしてるところにバリバリの食感が入ってくるのがバランスいいし、チートスのまろやかなチーズ味とガーリック風味が牛丼の味も底上げしてるッス! っていうかこれ、本当に超絶ギルティなジャンクフードだな!
野島 お好みでフライドガーリックも足すとさらにジャンク化して激ウマですよ。そして注目すべきは袋に半量ほど残ったチートス。砕けて粉末状になったチートスが残りのチートスに付着し、味がさらに濃く感じられるのです。これはヤバイぞ!
助手 マジだ! これ、シャカシャカポテトと同じ感覚じゃん! これは世紀の発明では!?
野島 別に何も足してないけどこれこそが最強のチートスアレンジかもしれません。多くの人に知ってもらうため、今からコンビニに並んでるチートスの中身を砕きに行きますか!
助手 それはただの迷惑行為ですから!
●野島慎一郎(のじま・しんいちろう)
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)。YouTube『のじまちゃんねる』