独創的なバカレシピを続々と開発している野島慎一郎氏独創的なバカレシピを続々と開発している野島慎一郎氏

『週刊プレイボーイ』で「激ウマ!! バカレシピ研究所」を連載中のB級フード研究家・野島慎一郎(のじま・しんいちろう)さん。今回の"バカレシピ"は、ヒカキンプロデュースの「みそきん」をコロッケボール化させた「たまきん」!

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【今回の食材】
・HIKAKIN PREMIUM みそきん 濃厚味噌ラーメン(日清食品) 1個 
・パン粉 適量 ・小麦粉 適量 
・卵 1~2個 ・片栗粉 適量

野島 今年上半期のカップ麺のトレンドといえば、なんといってもヒカキンプロデュースの「みそきん」ですね。とにかく売れまくりで、一瞬にして完売!

助手 大量買いするファンが多すぎッス! 欲しい人全員に行き届くように、配慮しなきゃダメッスね。

野島 実は僕もみそきんをいくつかストックしてました。無事に再販も決まったし、みそきんのバカレシピも作りますか!

助手 おい! 食いたくても食えなかったファンに謝れ! っていうか、みんなまずは普通に食いたいに決まってるだろ!

野島 まあ作らせてみてよ。今回はみそきんの中身をコロッケボール化させて〝たまきん〟にします。ヒカキンのたまきんとか、喜ぶ人は喜ぶぞ!

助手 くだらねー!! そんなので喜ぶのは、小学生までだ!!

(1)取り出す! 「みそきん」に熱湯を注ぎ、5分後に麺だけを取り出す。スープはあとで使うのでそのまま残しておくこと。メンマなどの具材はどちらに入っていても問題ないので、適当でOKだ(1)取り出す! 「みそきん」に熱湯を注ぎ、5分後に麺だけを取り出す。スープはあとで使うのでそのまま残しておくこと。メンマなどの具材はどちらに入っていても問題ないので、適当でOKだ

(2)丸める! 麺の水気をしっかり切ったら両手で麺を「たまきん」程度の大きさに丸めて揚げる準備を進める。熱いのでやけどには注意。小麦粉をまぶし、溶き卵を絡めたらパン粉をつけよう(2)丸める! 麺の水気をしっかり切ったら両手で麺を「たまきん」程度の大きさに丸めて揚げる準備を進める。熱いのでやけどには注意。小麦粉をまぶし、溶き卵を絡めたらパン粉をつけよう

野島 味はちゃんと激ウマ確定ですから。まずは普通にみそきんを作り、麺を取り出してボール状に丸めますよ。〝たまきん〟なので2玉作れば十分なんだけど、この麺量を2玉に分けるとさすがにデカすぎ。人並みサイズでたくさん作りましょう。ヒカキンさんなら5玉6玉とついていてもおかしくないし。

助手 そんなことねーわ!

(3)揚げる! 180℃程度に熱した油で(2)を揚げる。強めに握るような感覚でボール形に整えると、油に入れた後も形崩れしにくい。表面がきつね色になったら取り出し、食器に2個並べる(3)揚げる! 180℃程度に熱した油で(2)を揚げる。強めに握るような感覚でボール形に整えると、油に入れた後も形崩れしにくい。表面がきつね色になったら取り出し、食器に2個並べる

野島 玉にしたら小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて油で揚げます。このときにヒジキとか刻みのりも混ぜたらリアルなんだけど、ヒカキンさんは永久脱毛とかしてるかな? どう思う?

助手 うるせー、早く揚げろ!!

野島 ギャッー!! 油が熱い熱い熱い熱いっ!! ヒカキンさんのたまきんのことを思うと、股間がヒュンとなります!!

助手 なんで今回はそんなに楽しそうなんだよ!!

(4)とろみ! スープを鍋に移して軽く加熱し、水溶き片栗粉を加えてよく混ぜる。再び加熱してとろみがついたら添付の香味油を足せば味噌ソースの完成。ドピュッとぶっかけて食べよう!(4)とろみ! スープを鍋に移して軽く加熱し、水溶き片栗粉を加えてよく混ぜる。再び加熱してとろみがついたら添付の香味油を足せば味噌ソースの完成。ドピュッとぶっかけて食べよう!

(5)完成!「たまきん」(5)完成!「たまきん」

野島 あとはスープを鍋で温め、片栗粉でとろみをつけて添付の香味油を垂らせば味噌ソースの完成。で、たまきんを皿に盛りつけます。本来はフランクフルトも添えたら完璧なんだけど。まあ、食ってくれ!

助手 おっ、ただのネタレシピかと思いきや、マジで激ウマ! 麺の弾力もいい感じだし、ザクザクの衣がいいアクセント。量をかさ増しできてる感じもイイし、何より味噌ソースが抜群にウマい!! このソースで豚バラ焼き肉とか食ってみたいッス!

野島 この味噌こそがみそきん最大のこだわりです。コシ強の麺もアレンジ適性高め!

助手 最高! ソースをどっぷりつけて、全力でかぶりつくべきッスね! ハフムシャッ!

野島 痛てぇ!! ヒカキンさんのたまきんを思うと股間が......。

助手 いいかげんにしろ!!

●野島慎一郎(のじま・しんいちろう) 
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)。YouTube『のじまちゃんねる』

【『野島慎一郎の激ウマ!!バカレシピ研究所』は毎週金曜日更新!】