サマージャンボ宝くじで、7億円が当たった場合の最適ムーブ!サマージャンボ宝くじで、7億円が当たった場合の最適ムーブ!

『サマージャンボ宝くじ「スーパーエルニーニョの夏」攻略法』の記事では、宝くじを買う際のヒントを得たので、次は、実際に7億円が当たった場合の最適ムーブだ! やっぱり投資? 逆に現金で持つ? お金のプロたちと超妄想しよう!

まずは小型株投資家の中野勘十さん。7億円が手に入ったらどうする?

「僕なら現金は一切残しません。円安やインフレによる資産の目減りがコワいので。最初はどうしても使いたくなっちゃうと思うので、まず1億円で分譲マンションを購入して、資産性を考慮しつつ、所有欲を満たします。こうした余裕が投資の良い循環を生むと思うので」

めちゃくちゃ冷静だ!

「そして、残りの6億円のうち5億円は日本株に入れます。特にリクルート、味の素、住友林業、ファーストリテイリングなど、実は海外売上比率の高い日本株に絞って、成長が期待できる企業に投資します。

あとはバフェットが投資する日本の総合商社の株も検討するかも。個別株はセクター(分野)を分けることで、分散投資の効果やリスクヘッジを狙います。

日本株に投資する5億円の配当利回り目標は3%。達成できれば、年間の配当は1500万円、税引き後でも1200万円は確保できます。配当金で生活する設計にして、株は基本売りません」

マンションを手に入れた上に、配当金で年収1200万円!? しかもまだ1億円も残ってる!

「残った1億円はより安全な全世界株式インデックスに投資します。私は普段は小型株投資がメインなのですが、投資資金が数億円あれば手堅い投資でも十分に利益が出るので、リスクの少ない安全な投資先を検討すると思います」

では続いて、ファイナンシャルプランナーの村上 賢さん。7億円当たったらどうすれば?

「まず大切なのは、生活水準を上げないで今の仕事を続けること。急激に生活水準を上げてしまうと大金をすぐに使い切る可能性もあるので。とはいえ、1000万円ぐらいは買い物や旅行など、体験に消費して、自分のエゴを満たすことも大切でしょう。もちろん何もやらないのがベストですが。

そこから、もともとの収入から違和感のあまりない居住用マンションを固定金利のフルローンで組みます。そうすれば大金を持ったことを周囲に気づかれないで済むし、フルローンで組めば手元にキャッシュが残るので、それを投資に回せます。私ならマンションを買って残ったお金の3~5割は現金を持ちますね」

現金を持つメリットは?

「元金の額が大きいので最優先はリスクを減らすこと。すなわち分散です。全世界株式インデックス、アクティブファンド、短期債と長期債の外国債券と投資先も分散しつつ、毎月一定の金額でゆっくり購入し続けることで〝時間〟も分散する。そのためには一気に買うのではなく、ある程度現金を持っておく必要があるのです」

では最後に、FXトレーダーの加藤雄太さん。加藤さんはリスクを回避しながらも7億円を増やす方針だ。

「今後、円安が続くと思うので、円を持つ時間が長くなればその分、資産が減るリスクが高くなります。それなら円を持たずにリターンが期待できる分野に投資したほうが儲かる。僕ならドバイかタイ、成長が著しいどちらかの国の不動産を1、2億円で購入します。

不動産価値が上がれば、購入したときよりも高く売って売買差益(キャピタルゲイン)を得られるし、売らなくても高い家賃収入(インカムゲイン)を得られる。成長中の海外不動産をゲットすれば、どう転がっても儲かるワケです。

その上で、3億円は株式投資します。2億円で米国の大型メジャー株にセクターを意識して投資。そのうちの1000万円はEVやAIなど次世代産業に振り分けます。

残りの1億円は全世界インデックス、アクティブファンドに投資します。残った2億円は趣味の時計を仕事にしますね。例えば、独立時計師に投資をして、ハイエンドな自分好みのブランドをつくり、プロデュースするのも面白そう」

改めて考えると、7億円って、手堅い投資で十分な収益も得ながら、自分の趣味をビジネスにできる額なのか......夢が膨らむ......。また、加藤さんからこんなアンタッチャブルな提案も。

「あぶく銭の7億円だと思えば、5億円分を持ってラスベガスに行き、1点賭けのルーレットをするのもアリでしょう。当たれば10億円、負けても残り2億円ありますから。その様子を動画サイトなどで配信すれば、仮に負けても5億円くらいは回収できる可能性もありそう(笑)」

万が一、7億円が当たった方は、ぜひ参考にしてください!