体温超えの酷暑が続く日本。世界の猛暑国の人々がしている工夫を紹介!体温超えの酷暑が続く日本。世界の猛暑国の人々がしている工夫を紹介!
「10年に一度の猛暑」といわれる今年の夏。全国各地で40℃に近い高温が観測され、今も厳しい残暑が続いている。しかし、暑いのは日本だけではない。今年は世界的に「観測史上最も暑い」といわれており、そもそも世界には最高気温が40℃台後半、時には50℃を超える国も多い。そんな超猛暑国に暮らす皆さんに、その国ならではの暑さ対策の数々を聞いてみた!【「40℃超え」の国々に学ぶ、猛暑生存戦略・サウジアラビア】

■戦略的昼夜逆転生活

中東のサウジアラビアは、一年で最も暑くなる6~8月には、首都リヤドの最高気温が48℃を超えるなど、猛烈な暑さに包まれる。そんな中、カマルさんの住むジッダは、過去に51℃を記録したことがあるそうだ。

「ジッダは、気温が40℃を超えるとドライサウナにいるような感覚になります。45℃を超え始めると、1分も外を歩いていられない感じです。この前、写真を撮るために携帯を手に持って10分くらい歩いたときは、気づいたら携帯が動かなくなっていました」

携帯すら破壊するジッダの暑さ。現地の人々はどうしのいでいるのか尋ねると、まさに「逆転」の発想がそこにはあった。

「生活スタイルが昼夜逆転します。今は夏休みでもあるので、40℃以上になる日中は家にいて、日が沈んでから買い物に出かけたり、海に行って浜風に当たっている人が多いです。

お店は深夜の2時頃までやっていて、映画館も2時半頃まで空いてるので、この時期は遅くまで起きてる人が多いです。人によっては朝のお祈り(朝5時頃)まで起きてて、お祈りを済ました後に寝る人もいますね」

職種を選びそうだが、猛暑の時期には戦略的に昼夜を逆転させるというのもひとつの手かもしれない。