30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しくちょっぴりSな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します! 第91回のテーマは「眠そうに見られる」です。
【今週のお悩み】最近、「眠そうだね」「疲れてるね」と言われることが増えてきました。鏡を見てみると、なんだか昔より目が開いていないような......?(会社員・47歳)
「まぶたが重たい」
「視野が狭い気がする」
「眠たそうに見られる」
「目を開けるのに力がいる」などなど......
こんな症状がある人は「眼瞼下垂(がんけんかすい)」かもしれません。
特に中高年によく見られる症状で、目の周りの筋力が衰えることでまぶたが垂れさがり、視界が見えずらくなってしまう"病気"です。
■眼瞼下垂の原因は加齢だけじゃない
加齢によるものだと言われていましたが、
・間違った方法でコンタクトレンズを使っている
・花粉症やアトピーなどのかゆみ、マッサージなどで目の周りをこすりすぎる
・スマホの長時間使用
などでも症状が出ることが最近わかってきています。
目を開くのに力がいるので、肩こりや頭痛、めまいなどのツラい症状を引き起こしたり、目を開く際に眉毛を引き上げるので額のシワが増えてしまうこともあるんです。
いつもぼーっと眠そうに見られるってだけでも、デメリットしかないですよね。
■基本的な治療は「手術」
この症状、きちんと「眼瞼下垂」の診断を受けると保険適用で手術することができるんです。
いくつか術法がありますが、基本的には日帰りで行ない、手術翌日からシャワーや洗顔も可能という場合がほとんど。
術後、しばらく腫れや赤みが出ることもありますが、それが終わると視界が開け、眠たそうな表情からパッと明るい印象になります。
二重になるなど、周囲の人に気づかれるくらい見た目が変わることもある手術なので、病院・医師選びはとっても大事!
眼瞼下垂の手術実績が豊富なのはもちろんのこと、症例写真などもなるべくたくさん見せてもらい「自分に合いそうだな」と思える医師にお願いしましょう。
■「手術するほどでもない」という人はトレーニングを
「まだそこまで困ってはいないけど、兆候は少し出てきてるかも......?」という人には次のトレーニングがおすすめ。
おでこの筋肉を使わずに目を開くトレーニングです! 洗顔の時やバスタイムなど、ふとしたときにやってみてくださいね?
2.眉毛が上下しないように意識しながら、目を開けたり閉じたりするのを繰り返す
<今週の教訓>"うつろな目"は保険適用で手術できる! ぱっちりお目目で元気な印象に♡
●福井セリナ(ふくい・せりな)
1994年5月23日生まれ 新潟県出身
○慶應大学薬学部卒で現役薬剤師のタレント。都内の調剤薬局に勤務しながら、タレント活動やコラム執筆などマルチに活動している。文化放送『カラフルブーケ』パーソナリティーを務める。漢方薬局「太陽堂」アンバサダー
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