沼る、という言葉がある。それが持つ魅力にどっぷりハマり、抜け出せなくなることだ。『インド沼』(インターナショナル新書)はあまたある「沼」の中でも広くて深いインド沼へ読者を誘(いざな)う。著者の宮崎智...