ショーパブなど3軒をハシゴし、翌日の国会本会議を欠席したばかりか秘書とのお泊まり旅行疑惑も浮上し、維新の党から除名された“浪花のエリカ様”こと上西小百合衆議院議員(31歳)。
しかし、本人に反省するそぶりはない。議員辞職を迫る橋下徹大阪市長(維新の党最高顧問)に「法を犯さない限り、議員の身分は奪われない」と反論。これからは「無所属議員として活動する」と語る厚顔ぶりだ。
国会議員ひとりにつぎ込まれる血税は歳費(給与)、公設秘書人件費、事務所費など年間1億2千万円にもなる。なんで、こんな議員に高額の税金をと、怒り心頭の有権者も多いはず。
では地元では上西議員はどんな評判だったのか? 早速、選挙区の大阪7区(吹田[すいた]市・摂津[せっつ]市)へ飛んでみた。
すると、意外(?)なことに上西議員を高く評価する声が聞こえてきた。少なくない市民が「集会にコツコツと足を運び、熱心に参加者の話に耳を傾けていた」と証言するのだ。
選挙区内の、ある市議会議員がこう語る。
「お祭りや行事はもちろん、小さな集会にもこまめに顔を出していました。初当選当時はたどたどしかった演説も最近は上手になってきたし、政治家として頑張っているなあと思って見てました」
JR吹田駅近くにある福祉関連グッズ販売店のスタッフもこう語る。
「今年になって、障害者の福祉を考える会合に2度ほど参加したんですが、そのどちらにも上西さんの姿がありました。ずいぶん熱心な議員さんだなと驚きました」
酒豪ゆえの二日酔い疑惑?
ただ、その一方でこんな気になる証言も。上西議員の学生時代の先輩だったという支援者がささやく。
「だけど、国会議員になって徐々に変わったという印象は否めません。ふてぶてしいというか、偉そうというか。初当選直後は僕らに会うと頭を下げていたのに今はスルー、無視ですわ」
もうひとつ、気になったのは酒席での評判。支援者のひとりがこう指摘する。
「彼女、酒グセがあまりよくないんですわ」
具体的にどう酒グセが悪いのか聞いてみたが「差し障りがありすぎる」と口を濁し、答えてはくれなかった。
地元の市政関係者のひとりがこう苦笑する。
「酒グセが悪いかどうかはともかく、お酒が好きなのは確か。国会議員は新年会などに参加してもコップ1杯のビールくらいで終わるのが普通。でも、上西さんは3杯、4杯とお代わりしますから」
実は、維新の党は上西議員の酒豪ぶりを問題視しており、これまでにも「他党の人と一緒に飲み歩くこともあり、維新の党代議士として自覚を持ってほしい」などと再三、注意をしてきたという。この市政関係者が続ける。
「国会を欠席したのはウイルス性胃腸炎のためと聞いていますが、その前夜に3軒もハシゴしているんでしょ? 地元では『国会欠席は二日酔いしたせいに違いない』と言っている人もいます。あんなに酒好きの上西議員やったら、それしかないって(苦笑)」
上西議員は二日酔い疑惑についても釈明しておくべき?
(取材・撮影/ボールルーム)