実際には英語はできるようだが、G20の晩餐会では隣席のトランプと直接会話しようとしなかったとされるアッキー。その真意は? 実際には英語はできるようだが、G20の晩餐会では隣席のトランプと直接会話しようとしなかったとされるアッキー。その真意は?

素晴らしい女性だが、英語を話せない。ハローも言えないんだよーー。

米『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタビューで、ドナルド・トランプ大統領がアッキーこと安倍昭恵首相夫人をこうバカにしたのは7月17日のこと。同月上旬にドイツで開かれたG20首脳会議の晩餐会で、トランプ大統領の隣に座ったアッキーが英語で会話しようとしなかったことを受けての発言だ。この話が報じられると、

「アッキーは聖心女子専門学校の英語科卒業なのに、ハローのひと言も話せないのか」

「いや、あれはトランプが嫌いで話したくなかっただけ」

などと、ネットを中心に熱い論争が巻き起こった。実際のところ、アッキーは英語を話せるのか、それとも話せないのか?

「昭恵さんは英語をしゃべれると思いますよ。つい最近、昭恵さんが外国人相手に英語で楽しそうに会話しているところをこの目で見ましたから」

そう証言するのは、東京都渋谷区にある文化学園大学の関係者だ。この関係者によると、アッキーのお付きと名乗る人物から突然、学園施設内で開かれていた着物の展覧会を観覧したいと連絡が入ったのは7月19日のこと。

「昭恵さんは車で午後1時前に来校されました。白のブラウスに黒のパンツ姿で、地味な灰色のスーツを着たお付きの女性、警視庁のSP、運転手の3人を従えていました」

その展覧会に偶然、米国人の服飾研究者らしき50代女性が来場していたという。

「この女性が、着物を見ていた昭恵さんにいきなり英語で話しかけたんです。ちょっとヒヤヒヤしましたが(笑)、しかし昭恵さんは慌てるそぶりもなく、英語でコミュニケーションを交わしていました。少なくとも外国人から話しかけられ、その場でちゃんと対応できるだけの英語力があることは確かです」

その後、アッキーは学園秘書の案内で同大学付属の服飾博物館も見学。来館者らとの記念撮影にも気さくに応じた後、午後2時過ぎに悠然と引き揚げたという―。

というわけで、本誌ニュース班の結論。アッキーがG20の晩餐会で英語をしゃべろうとしなかったというのは、「ハローも言えない説」よりも「トランプが嫌いだった説」のほうがずっと真相に近そうだ。

それにしても、相変わらず神出鬼没のアッキー。こんなにフットワークよく着物の展覧会に行く余裕があるなら、国会の証人喚問にも出るべきだったんじゃないの?

(写真/時事通信社)