今回の衆院選、ひょっとしたら「民意」という名の風を一番受けているのは、この人かもしれない。立憲民主党を立ち上げた枝野幸男代表だ。
当初は、小池都知事率いる希望の党に追い風が吹くと思われていたが、いざフタを開けると風は立憲民主党へ。わずか1週間で78人もの候補を擁立し、ここにきて台風の目となりそうな情勢だという。
街頭演説でも、この人の現れるところ、どこも黒山の人だかり。あちこちから「枝野コール」が湧き起こり、最後は握手攻めというのが、お決まりのパターンだ。
枝野代表はつい先日、民進党代表選に敗れたばかり。それがこの1ヵ月で、これほどの旋風を巻き起こす人気者になるとは、誰が想像しただろうか?
民進党の混迷になぞらえ「ひとりカラオケに行きたいよ。(欅坂46の)『不協和音』を歌うんだ」と周囲に漏らしたことが話題になった枝野代表だが、その欅坂46が近々、ニューシングルをリリースする。タイトルはずばり、『風に吹かれても』。
総選挙で風を受けて、勝利宣言代わりにこの歌を口ずさむ日も近い?
(撮影/AFLO)