“持ってる男”安倍首相の次の一手は当然、悲願の憲法改正か

小池都知事の希望の党代表就任、民進の希望合流により、一時は総選挙大敗も予想された安倍自民。

ところが、「(民進合流者の)全員を受け入れる考えはさらさらない」という小池知事のひと言で、希望はあれよあれよの大失速。野党が候補の一本化に失敗したこともあり、自民には余裕の選挙戦となった。

これで安倍首相は国政選挙5連勝――。一瞬、ヒヤリとしたものの、まさに「雨降って地(自)固まる」。安倍首相の高笑いが聞こえてきそうだ。

それにしても首相の強運ぶりはミラクルのひと言。「首相続投を望まない」国民が約47%(毎日新聞社調べ)もいるのに、選挙が近づくとなぜか支持率アップイベントが発生する。今回も小池知事の失言だけでなく、北朝鮮の水爆実験、日経平均株価12連騰などのレアイベントが次々と起こり、政権支持率を下支えすることに。

“持ってる男”安倍首相の次の一手は当然、悲願の憲法改正。「来年の通常国会で発議、秋には国民投票のシナリオがささやかれています」(政治部記者)。

この強運ぶり、もうどうにも止まらない?

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(写真/時事通信社)