爽やかな五月晴れが続くなか、なぜか、国会だけは不快指数がグングンと上昇中だ。
原因は安倍晋三首相、麻生太郎財務相のふたり。薄ら笑いを浮かべながら人を小バカにしたような答弁を連発しているのだ。14日の衆院予算委では「総理、私は残念です!」と語った玉木雄一郎国民民主党共同代表に対し、
「自分がしゃべりたいんですよ、この人は」(麻生大臣)
「私も残念」(安倍首相)
と、コンビ芸のようなヤジを飛ばし、国会を紛糾させる姿はあまりに軽薄だ。
「森友・加計(かけ)スキャンダルや財務省セクハラ騒動で退陣要求が噴出したにもかかわらず、内閣支持率は30%ラインで下げ止まり、まんまと危機から逃げ切ったという余裕が、ふたりのニタニタ笑いとなって表れているのでしょう」(政治評論家の有馬晴海氏)
党内からの“安倍下ろし”の風もやみ、再び9月の総裁選での3選が見えてきた安倍首相。この不快なニタニタ笑いをまだ当分、見ることになると思うと、あぁ、不快だ!