ぺヤングやマクドナルドなど、昨年末から何かと話題に上っている異物混入騒動。
食の安全が揺らぐなか、1月18日にはスーパーでお菓子につまようじを入れる様子などを動画サイトYouTubeにアップしていた、19歳の少年が逮捕された。
犯行の動機については「少年法を改正するため。18、19歳は物事の判断はつく」と取り調べで述べているというが、物事の判断がつく人間がいたずらレベルの幼稚な犯行に及ぶのか、いささか疑問だ。
そこで、少年法の是非と相次ぐ異物混入騒動に関するアンケートを10代から50代の男女各100人に実施。
まず、「少年法改正は必要だと思うか」という質問(上のグラフを参照)について、10代こそ「現状のままでよい」と答えた人数が目立つものの、
「義務教育までは少年法で守っていいと思うけど、最近若い人の犯罪が多いのは、名前が公表されないから好き放題やってるところもあると思う」(34歳男性・会社員)
「体も成長してくるし、子供の力を親が制御できる限界が15歳くらいだと思うので」(26歳男性・美容師)
など、20代から50代においては適用を「15歳まで下げるべき」「18歳まで下げるべき」という回答が多数を占め、現行の少年法に少なからず疑問を呈す結果となった。
異物混入騒動に対して世間は…
次に、つまようじ事件のように意図的ではないが、「相次ぐ異物混入騒動についてどう思うか」というアンケート(下のグラフを参照)を見てみよう。
「悪いことしたなら仕方ない! でも、ほかにもっと騒ぐべきことがあるんじゃない?」(26歳男性・無職)
「ビニールくらいで大問題になってたら、いろんなお店が潰(つぶ)れちゃいますよ。飲食業の人間からすれば、何も入らないわけないだろうって思います」(34歳男性・会社員)
「前からあることだと思うので今更感はありますけど、あそこまで広がったらもう叩かれてしょうがないんじゃないですかね」(27歳男性・会社員)
といった様々な意見が飛び交い、「叩かれて当然」と「ちょっと騒ぎすぎ」という意見が全世代でほぼ拮抗(きっこう)(「あまり気にしない」という回答は10代だけ突出しているが…)。
果たして、あなたはこれらの問題について、どう思いますか?
(取材/釣本知子 アンケート協力/アイブリッジ)