トリンプ・インターナショナル・ジャパンが「下着白書 vol.15」(調査2014年度)を発表し、「日本人女性のFカップの比率がAカップの比率を史上初めて上回った」という事実が明らかになった。
一因となっているのは、「食生活の欧米化」だとか。何はともあれ、多くの男性にとっては嬉しいニュースかも?と思われるが…。
タレントでエッセイストの小島慶子が、世間の気になる話題に独自の視点で斬り込む!
***
ついにFカップがAカップを上回った。35年前には半数以上がAだったのが、去年はCが最多で次点はD。D以上を巨乳とするなら、なんと日本女子の46%余りが巨乳の持ち主、ってマジですか。
私が家族と暮らすオーストラリアは、おっぱいのスケールも大陸的。大人の頭が入るブラは当たり前、バスケットボールサイズのも売っています。
そういう乳の持ち主がかなりのおばあちゃんだったりもするわけで、つまりは巨乳慣れするんですね。胸がばいんばいん揺れていたり、服からはみ出していたりするのは日常の風景。
すると、希少価値のある微乳がなんとも若くておしゃれなものに見えるではないですか。こちらのイケてるショップのサイトでは、よく胸の真っ平らなモデルがノーブラでニットやシャツを着ています。
断言します。この先、「微乳ってむしろおしゃれじゃね?」と気づく日本女子が登場するはず。
マザコン男が巨乳に執着している間に、シャツの襟を開け、ノーブラで街を歩くAB女子が市民権を得るのです。寄せて上げてアピールする“愛され女子”志向との決別だ! がんばれ微乳! 応援してるぞ!
●小島慶子 タレント、エッセイスト。体は細いが乳は大きいという母と姉を見て育つが、ひとりだけ父に似たのか等高線にまるで変化のない体に。ピンマイクを外す時、服の中で一気に地面まで落とせるという特技を持つ