世界最大規模のUFO調査団体「ムーフォン」によると、今年、UFOの目撃報告が過去最高を記録しているという。

これは一体、何を意味しているのか。あの、UFO番組プロデューサーとして知られる矢追純一氏に聞いてみたところ…。

矢追氏は、かつてない太陽の異変がそのきっかけになっているという。

「温度が急上昇し、黒点の数が増加、それにつれて太陽系全体の温度も上がっています。火星では氷が溶けて水たまりもできているようです。異常気象が宇宙規模で起きているんです」

同時に、NASA(米航空宇宙局)とESA(欧州宇宙機関)の太陽観測衛星「SOHO」などが撮影した映像が“もうひとつの異常”を映し出している。

「時々刻々と送られてくる太陽表面の映像に無数のUFOが映り込んでいるんです。大きいものは地球の10倍、木星ほどのサイズに及びます。色も形もそれぞれ異なり、鳥やT字形のフォルムをしたものまで存在します」

そして、このUFO群は謎の行動を繰り返しているとか。

「数百万度に及ぶ太陽コロナの中に停留したり、太陽の表面に飛び込んだかと思えば、次の瞬間、反対側に突き抜けるものもいます。最も衝撃的なのは、地球の10倍ほどの黒いUFOが、ホースのような触手を伸ばして太陽から何かを吸い取っている様子。まるでガソリンスタンドで給油をしているかのよう。

逆に何かを注入している可能性もありますが、作業が終わるとホースを引き抜いて飛び去る姿まで映像には残っています。一連の行動は、現在の科学技術では到底不可能なので、地球以外の生命体によるものだとしか考えられません」

そうだとして一体、なんのために?

「太陽の異変を観測に来ているとしか思えませんね。超高度の文明をもって、宇宙人が太陽の異常活動を食い止めようとしているのかも」

こうした異常事態を前に、地球の権力者たちにも変化が見られるという。これまで、各国の要人が公の場でUFOや宇宙人について発言をするのはタブーとされてきた。しかし――。

「ロシアのメドヴェージェフ首相は、記者に『宇宙人やUFOに関する情報を把握していますか?』と聞かれた際、『ロシア国内に住む宇宙人の監視を任された部隊から報告書を受け取っている』と真顔で答えました。背景には、『われらの存在を公表せよ』という、宇宙人からのなんらかの圧力があると思います。公表されれば宇宙人との通商が始まるでしょう」

これをトンデモ話として笑い流すことは簡単だが…。少なくとも、われらが太陽になんらかの異変が起きているならば憂慮すべきだ。

(取材・文/梅田小太郎)