堀北真希と山本耕史の電撃結婚が大きな話題になっている。

山本による6年間の片思い、しかも「交際2ヵ月」のスピード婚…と、多くの人が結婚の事実だけでなく、その経緯にも驚いた。

『週刊プレイボーイ』本誌で対談コラム「帰ってきた!なんかヘンだよね」を連載中の“ホリエモン”こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏も、山本耕史が自ら明かした“猛アタック”ぶりには驚いたという。今回、ふたりが言及したのは、特に反響を呼んだ「手紙40通」のエピソードだ。

堀北と山本は2009年、堀北が主演したフジテレビ系ドラマ『アタシんちの男子』の共演で初めて知り合ったという。その時から山本は「ひと目惚れ」していたというが、堀北に電話番号を聞いても事務所の番号を教えられ、まったく振り向いてくれる素振りはない。山本はそれでもめげずに、自分の思いを綴った手紙を6年間で40通も渡し、アタックし続けたとのこと。

これに対して堀江氏は「舞台で共演までしているのに連絡先を教えてくれなかったんでしょ? もし俺だったら、断られた時点、事務所の電話番号しか教えてくれなかった時点で完全に心が折れてるだろうな」と山本の熱意に驚く一方で、「言い方次第だと思うんだけど“一途な恋”というより、“一歩間違えればストーカーで身柄拘束されるくらいの行為”だと言われかねないよね。個人的には、あれだけの数の手紙を送るっていうのは、結構ヤバイと思うよ」と指摘する。

実際、ひろゆき氏もネット上で飛び交う、このエピソードについての反応について「普通に考えてストーカーじゃね?」「この行為はイケメンに限る」というコメントが多いと語る。

確かに、状況によっては“ストーカー扱い”される危険もあるだろうが、しかしそこで山本がこのエピソードをわざわざ披露したのは、単純なのろけ話ではなく、“ある理由”があるのではと堀江氏とひろゆき氏は考察。

「山本さんがこのエピソードを自ら語ったのは、ある意味メリットがあるからだと思う。例えば、世の中の男性たちからの嫉妬を軽減したわけだから」(堀江氏)

「堀北さんクラスの超売れっ子だったら、ファンから山本さんへの殺人予告が出てもおかしくないレベルですからねぇ」(ひろゆき氏)

「だから、話を“盛ってる”可能性も高いと思うんだよ。だって、わざわざふたりのなれ初めとか事細かくワイドショーとかで発表しないでしょ、普通」(堀江氏)

若い男性が草食系になるのも仕方ない?

また、今回の話題について、ネット上で2012年に起きた「41歳(当時)の男性がストーカー規制法違反で逮捕された事件」が引き合いに出されていると、ひろゆき氏が言う。

「その人は近所のコンビニで働く20代の女性を好きになって、ラブレターを複数回渡したんです。でも、その女性が受け取りを拒否したので、今度は別の店員に手紙を託したらしいんですが、そのことを女性が警察に相談したら逮捕されたと…。

ネットでは山本さんの件と比較して『不公平だ!』なんて声もあるんですけど、実際問題として山本さんみたいに成功したら美談で、失敗したらストーカーの容疑で逮捕なわけですよ。この境界線って曖昧(あいまい)ですし、男性にとってはある意味でスゴいギャンブルになりますよね」

そこで、堀江氏が「相手の受取り方次第になってしまうからなー」と嘆息すると、

「って考えると、『そりゃ若い男性が草食系になるのも仕方ないかも』って思えなくもないですよね。だって、失敗したら犯罪になるっていう状況だったら、手を出さない人が増えるのは当然だと思いますし、時代の流れなのかなんなのか、今ってセクハラの基準もだいぶ低くなってるじゃないですか」と、ひろゆき氏。

もちろん、ストーカー被害に悩まされているのは女性だけはない…。男性の被害も多く、実は堀江氏もそのひとりだとか。

「この間も『堀江さんに会いに来ました』ってウチの子会社のオフィスまで突撃してきたやつがいた。それで手紙とか置いて帰ったみたいだけど、やっぱり迷惑だよ。他にもツイッターでネチネチ絡まれることなんてしょっちゅうだし、メールとかメッセージは毎日のように送られてきたりする(笑)。実は、そういうこともあって、俺、自宅を持たないことにしたんだよね」

とはいえ、堀江氏のような対策(ホテル住まい)は一般人がなかなかできることではない。山本の片思いは美談として報道されているが、ほとんどの場合はアウトになると思われるので、「もしかしたら俺も!?」と勘違いしないとようにと警鐘を鳴らす、ふたり。

このやりとりの全文は、発売中の『週刊プレイボーイ』38号(9月7日発売)にてお読みいただけます!