年明けの新年会シーズンが過ぎても悪質なぼったくりには注意が必要!

年も明けて、忘年会から新年会と続いた怒濤の飲みシーズンも一段落…2次会では、会社の同僚や取引先の方と「夜の街」に繰り出した方も多かったはず?

年は変われど、東京の夜遊びの定番エリアといえば、新宿・歌舞伎町。だが、ここ最近、特に気をつけたいのが悪質な客引き(キャッチ)に連れて行かれる「ぼったくり店」の存在。警察による取締りが強化されたといっても、「キャバクラ1時間でひとり20万の支払い」なんて、高額被害は今も後を絶たない。

そこで、今年は楽しい夜遊びで失敗しないため、悪質キャッチ事情に詳しい歌舞伎町の元キャッチ・さんに「カモにされやすい人の特徴ベスト5」を聞いてみました!

■5位 聞かれたらなんでも答えちゃう人 「『どこから来たんですか? おいくつですかー?』とキャッチの営業トークに、素直に答える人は間違いなく狙われます! その“警戒心の無さ”を悪質キャッチは見逃さず、どんどんぼったくり店を紹介していきますね」

■4位 嫌がりつつも断りきれない人 「キャッチの営業トークを1度聞いてしまってから、なかなか振り切って逃げきれない人は絶好の獲物! 客が“優柔不断な人”だとわかれば、時には仲間を呼んだりして、半ば強引に店に連れて行きます」

■3位 酔っていて上機嫌な人 「酔っている人は、鉄板のカモです。判断能力が下がっているので、キャッチとしてもテンションを上げて対応すれば、ノリで店まで連れていけますからね。あと、仲間が帰って“ひとりになってしまった酔っ払い”も友達営業で狙われます」

その“友達営業”とは一体?

「『僕は今からちょうど休憩入るので一緒に飲みにいきましょう! 友達になりましょうよ!』と、ひとりで飲む寂しさにつけ込んで店まで連れていく方法です。これは、優良店を紹介するキャッチは絶対やらないので、100%ぼったくり。

キャッチは店と繋がっているので、同席しながらたくさん注文し、会計を膨れ上がらせます。そして会計の10分前ぐらいにはトイレや電話を口実にうまく席を立って、そのまま姿を消すという悪質な手口です」

1位は意外なシチュエーション

■2位 有名店の前でウロウロしている人 「歌舞伎町に数件ある“観光名所的な有名店”の周りにいる客は、歌舞伎町慣れしていないことが多く、定番のふたつの誘い文句で狙われます。

まずひとつ目は、有名店スタッフを装って『今は満席なので、飲みながら待てる系列店にまずどうぞ! 空席が出来次第、人気店のほうにご案内しますから』と言ってぼったくり店に連れて行くパターン。

もうひとつは、「騙(だま)されちゃダメです! あの店は値段が高いのに料理がまずくて、楽しんでるのは外国人だけ」と偽情報を客に教えながら会話を進め、『お兄さんたち、歌舞伎町詳しくないでしょ? 任せてよ!』と言って紹介するパターンですね」

■1位 ぼったくり店に騙された直後の人 「ぼったくられたのに警察にも行かずに素直に払って退店してきた人が、実は一番確実なカモです。キャッチはぼったくり店の出口近くで待機していて、出てきた客に『お兄さん、あの店行ってぼったくられたんじゃない?』と話しかけます。

そこから被害のエピソードをひと通り聞いてあげて『大変だったね! じゃあ切り替えて、安いちゃんとした店で飲みなおそう!』と誘います。不思議なもので、騙された直後なのに話を聞いてくれたことで安心感を得て、ついて行っちゃうんですよ」

なんと今回、「ぼったくられた直後が一番ぼったくられやすい」という意外な事実が発覚…。どうやら、悪質なキャッチが狙っているのは“歌舞伎町慣れしていない・危機管理の能力が低い・判断能力が鈍っている”人のようです!

「自分は絶対騙されるわけがない」という油断は禁物! 悪質なキャッチには気をつけて、新年も楽しく飲みましょう。