宮崎謙介前衆議院議員が妻の妊娠中に浮気。謝罪会見では「欲が勝ってしまった」と説明し、辞職表明した。
なんとも情けないニュースだったが、ふとしたギモンも湧いた…。そもそもこれは、世の中でよくあることなのだろうか?
そこで『週刊プレイボーイ』10号では、20、30代の子持ち男性173人にアンケート調査を実施。「出産前後に浮気をしたか?」と聞いてみた。気になる結果は、意外(?)にも「した」と答えた男性は1割ほど。
「妻が外出しづらくなったため女友達と飲みに行く機会が増え、酔った流れで何度かエッチをしてしまった」(東京都・29 歳)
「妊娠中はセックスしていたんですが、産後、妻の性欲が皆無になり、求めても拒否される状況に。耐え切れず社内の後輩女性と浮気してしまいました」(神奈川県・33歳)
などの声が。ちなみに、そのうち「浮気がバレた」男性は約32%。かなりの確率でバレているという事実も発覚!
「妻が出産のため里帰りしたので遊び回っていたら、妻の友人が密告。そのまま二度と実家から帰ってきませんでした」(東京都・35歳)と、そのまま離婚につながったケースまで。そうなった場合、どうなるの?
そんな出産前後の浮気・離婚に関する素朴なギモンを未緒法律事務所の原口未緒弁護士に聞いてみた! 浮気したのが妻の妊娠中だと慰謝料に影響したりしますか?
浮気・離婚に関する素朴なギモンを弁護士に聞いた
「基本的に、妊娠中か否かによって慰謝料の金額が変わることはありません。奥さまの立場からすれば、大切な時期に精神的苦痛を受けたという思いもあるでしょうが、裁判所では客観的に『結婚期間の長さ』と『不倫相手との交際期間・頻度』という部分で慰謝料は決定されます。
ちなみに、風俗でのその場限りの関係であっても、挿入行為があれば法律上『不貞行為』に該当するため、離婚・慰謝料は認められる可能性もあります」
浮気が原因で離婚した夫が、おなかの中の子の親権を得られる可能性は?
「ほぼ不可能です。不倫が原因である以上に、子供が乳児であることが大きな理由。乳児の場合には母親の育児が不可欠と考えられるため、母親が産んですぐに育児を放棄しない限り、養育環境という観点から父親が親権を得ることは難しいでしょう」
とのこと。だが、運よく(?)離婚せずに許してもらえても、こんな地獄が待っている場合が…。
「多少の女遊びは大目に見てきてくれた妻ですが、妊娠中の浮気だけはそれから5年たった今でもかなり根深く恨んでいるようで、誰とどこで、その時間までも鮮明に覚えています。今でも何かあるたびに蒸し返され、それを言われると頭が上がりません」(茨城県・34歳)
離婚に至らずとも、女性が人生で最もピリピリするといわれる出産前後の浮気発覚は、失うものが大きそうだ。くれぐれもご注意を!
●週刊プレイボーイ10号(2月22日発売)「男たちの“妻の出産と浮気”緊急アンケート」より。本誌ではさらに妻の妊娠中のストレス発散法ほかも大アンケートで明らかに!