これまで女のコがユーザーの中心だった「フリマアプリ」だが、最近はファッションアイテム以外も出品できるアプリが続々登場し、男性ユーザーも急増中だ。今なら、お小遣い稼ぎに使える?
まずは生活総合情報サイト『All About』のスマートフォンガイドを担当する小口覺(おぐちさとる)さんにその実態を聞いた!
「フリマアプリは2013年頃から各社のサービスが提供され始めて、最大手の『メルカリ』は昨年10月に国内2千万ダウンロードを突破。消費税のかからない個人間取引という点ではヤフオクなどのネットオークションと同じですが、フリマアプリは売り手が値段を決められ、販売期限の設定がない。そのため購入の際は基本的には早い者勝ちなので、出品してすぐに売れることも多いんです。
月額費用がかからず、出品者の負担は販売手数料と送料だけのアプリが多い点も、ネットオークションとの大きな違いですね」
初期費用が全くかからないというのはありがたいけど、お金のやりとりでのトラブルとかはない?
「フリマアプリの運営会社に入金されてからの商品発送となるので、商品代の未払いは基本的にありません。また、売り上げた金額は運営会社が指定口座に振り込んでくれ、大手には売上金が1万円以上だと振込手数料が無料となるサービスもあります。そんな簡単さや安心感がヒットした要因でしょう」(小口氏)
では、どんなフリマアプリがあるのでしょうか?
「最大手は『メルカリ』で、他には楽天が運営する『ラクマ』やZOZOTOWNのスタートトゥデイが運営する『ZOZOフリマ』といったアプリが有名どころです。その他、最近は売買する商品をあるジャンルに限定した『オタマート』(アニメ・アイドルグッズ)や『セルバイ』(釣り具)といったアプリも登場しています」(小口氏)
フリマでゴミが売れた!?
ちなみに、小口さんはフリマアプリを使ったことは?
「メルカリはよく使います。仕事柄、スマホケースなど周辺機器が大量にたまるのですが、まだ使えるのでゴミに出すのはもったいない。かといって、ヤフオクで売るにはビミョー。そんな不用品がフリマアプリだと意外と売れるんです。壊れたDVDデッキが5千円で売れたこともあります(笑)」(小口氏)
ゴミが売れた! なぜ?
「壊れた電化製品を買って、自分で修理して高値で売る人がいるんですよ。だから、画面が割れて使わなくなった昔のスマホとかも人気です。フリマアプリは出品手数料がかからないので、自分に需要がなくなったゴミのようなものでも他の人には需要があるかもしれないと思って、断捨離気分でどんどん商品を出せばいいんです。
私は売れたらラッキー、売れなかったら世の中に必要のないものだと思って、商品を取り下げて捨てるという使い方をしています」(小口氏)
よし! では、家の中のいらないものを探し出して、フリマアプリに挑戦!
果たして、本当にフリマアプリでお小遣い稼ぎはできたのか? 発売中の『週刊プレイボーイ』19・20号ではさらに具体的に攻略法を紹介。売れやすくするテクニックなどの役立ち情報や注意点も掲載しているので、ぜひお読みいただきたい。
(取材・文/牛嶋 健[A4studio])