街外れで最初に目撃されて以来、農場や沼に出没していた推定3歳のカバ。住民からは「タイソン」と呼ばれ、人気者に

メキシコ中部ベラクルス州で、今年1月から目撃されていたカバがついに捕獲・保護された!

でも、野生のカバはアフリカ大陸にしかいないはずなのに、いったいなぜ? “千葉のターザン”こと、動物研究家のパンク町田氏が解説する。

「このカバは、誰かがペットとして飼っていたとしか考えられません。メキシコでは桁違いの大富豪や麻薬王がステータスとしてライオンやキリン、カバなどを飼うことがあるんです」

なかには国営動物園よりも立派な私設動物園を持つツワモノもいるという。そこから逃げたとすると、野生のカバよりも性格はおとなしい?

「いや、普通に危ないですよ! 緊張状態だと目が合っただけでも猛突進してきます。私も、輸入直後のカバに襲われかけたことがあります。非常に危険です!」

飼い主が現れないところをみると、このカバ、麻薬組織のペットであった可能性もあるとか……。ともあれ、どうかいい嫁ぎ先が見つかりますように!

(写真/AFP=時事)