韓流スターへのメッセージぼんぼりが集中する目黒川

都内有数の桜の名所として知られる目黒川沿いの桜並木。川沿い3.8kmほどに約800本のソメイヨシノが咲き誇り、4500灯ものぼんぼりが飾られるのは春の風物詩だ。

この目黒川下流の太鼓橋(たいこばし)周辺に近年、ちょっとした異変が。「ジェジュン おかえり」「ユチョン 再会」など韓流スターへのメッセージぼんぼりが集中しているのだ。

「4年前から地元以外の方も1灯2千円で出せるようにしたところ、最初の年に韓流応援ぼんぼりが10灯ほど、その後は口コミで増え、今年は300灯ほどになりました」(目黒川を豊かな生活環境にする会・阿部芳子事務局長)

特にJYJ関連が多いようだが、なぜ、目黒川なのか?

「東方神起のメンバーが5人だった頃、目黒に住んでいたのでここはファンの聖地なんです。分裂後、JYJのメンバーはなかなかメディアに出られず、兵役にも就いた。彼らの帰りを待ち、応援し続ける意味でファンがぼんぼりを出しています」(ファンの50代女性)

ファンの愛はいまだ満開だ。

「JYJ」とは、東方神起を抜けた3人、ジェジュン=J、ユチョン=Y、ジュンス=Jで構成されたK-POPグループ。「皆さんごひいき筋をとても大切にされている。民間外交のつもりでお受けしています」とは、ぼんぼりの申し込みを受けつける阿部事務局長

(取材・文・撮影/畠山理仁)