「リニア2027年開業に余裕なし」。なんでこんなことになってるのか? 「リニア2027年開業に余裕なし」。なんでこんなことになってるのか?

2027年に開業目標のリニア中央新幹線の雲行きが怪しくなっているという。

『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」で、"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏が前編に続き、その理由を探る!

* * *

ひろ なんか新しいことやろうとすると足を引っ張る人が湧いてくるのって、なんだかな...って思っちゃいますよね。てか、「水量が減ったので水を増やします」というところまでは理解できますけど、「湧き水を戻せ」って言いがかりとかいやがらせレベルじゃないっすか?

ホリ 実はロケット事業でも似たような話があるんだよ。ロケットの発射場だったり関連の建物を造るんだけど、環境保護団体とかが突然出てきたりするの。「貴重な湿原に建物を建てるな!」とか言うんだけど、その町の人も聞いたことない団体らしい。

ひろ 「もらえるモノならもらっとけ!」という精神なんでしょうかね。言うだけならタダですし。

ホリ そうなんだろね。だから毅然(きぜん)とした対応をしないといけない。でも、役人の中にはそれを受け入れてしまう人もいるんだよね。例えば、森友学園問題もそうだったわけじゃん。

ひろ 日本って、ゴネても損しない国ですからね。

ホリ 社会的に見たらゴネるやつは潰さないといけないんだけどね。

ひろ しかも、メディアにさらされないですからね。この前、仙台の老人クラブが電車の席を占領していた問題があったんですよ。

ホリ 何それ?

ひろ 「仙台市老人クラブ連合会」が、JR東北本線の電車の座席に「次の駅から、敬老者が16名乗車します」という置き紙をして席を確保していたらしいんです。これはツイッターで拡散されて炎上したこともあって、さすがに謝罪したらしいんですけどね。

ホリ ゴネたけど失敗したパターンね。

ひろ 湧き水の問題も仙台の老人クラブも、明らかになったからニュースになっていますけど、ほとんどは人に知られないまま似たようなことをやっている組織とかがいっぱいありそうじゃないですか。

ホリ 本当はそうじゃいけないんだけどね。リニアが停滞してしまっているように、社会を停滞させてしまうことだってあるんだから。

ひろ ですね。

ホリ こうなったら、もう日本でやらなくてもいいんじゃない?

ひろ 日本以外だとイーロン・マスクが時速1千キロを超える超高速列車「ハイパーループ」を進めてますけど、そっちは減圧したチューブの中を走るので、エネルギーロスが少なく、理にかなっているんですよね。騒音問題もないですし、2018年に旅客輸送テストを予定しているらしいですよ。

ホリ そういうことをわかってて開業を遅らせる対立とかしているのかね。日本ってやっぱりヘンだよね。

(構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル)

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ) 1972年10月29日生まれ、福岡県出身。旧ライブドア社長。SNS株式会社オーナー兼従業員。『10年後の仕事図鑑』(SBクリエイティブ)が好評発売中

●西村博之(にしむら・ひろゆき) 1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著は『働き方 完全無双』(大和書房)