「神保町☆女子大生Cafe」第93回。現役女子大生たちが、旬で話題の流行りネタについて言いたい放題のから騒ぎしちゃいます!
5月28日、経営コンサルタントで評論家としても活躍する勝間和代さんがウェブメディア「Buzz Feed」で女性のパートナーと同棲していることを公表。意外なカミングアウトに驚いた人も少なくなかったのでは? お相手は東京都渋谷区の「同性パートナー婚証明書」取得の第1号となった増原裕子さん(後にパートナーシップを解消)。増原さんはLGBTに関する情報を発信する会社「トロワ・クルール」代表でもあります。
勝間さんのブログには笑顔で映るツーショットが掲載されており、メディアでも話題となりましたが、最近では男性同士の恋愛をコミカルに描いたドラマ『おっさんずラブ』も人気を集めるなど、世間の人たちが“LGBT”について考えるきっかけもますます増えてきています。
そこで今回のテーマは、「JDたちは、LGBTをどう受けとめている?」。ひと昔前までは認知度が低く、あまり理解されないまま偏見や差別に晒される状況もありましたが、今はどう捉えられているのでしょうか?
「LGBTについて、海外では当たり前に受け入れられていますが、日本ではあまり知られていないように感じます。大学ではジェンダー論などを通して、LGBTに関する学習をもっと取り入れていくべきではないでしょうか。メディアを通せば、彼(彼女)たちが身近にいるということを感じられると思うので、『おっさんずラブ』のような男女以外の恋を扱ったドラマや映画をどんどんやってほしい」(真純ちゃん・慶應義塾大学1年・20歳)
「勝間和代さんの件、全然知りませんでした。でも、好きになるのに性別は関係ないかなと思います。愛し合うふたりが幸せだと思うなら、それでいい。周りの人からはいろいろな意見はあるかもしれないけれど、それに負けないよう頑張ってほしいです!」(千尋ちゃん・青山学院大学2年・20歳)
「友達にも同性交際してるコがいます。正直、最初は信じがたかったです。だけど今は、それも彼女の個性だと思い受け入れています。これからどんどんLGBTも受け入れられる社会になっていけばいいな~と思います」(美穂ちゃん・明治大学1年・18歳)
「私は高校の時に初めLGBTという言葉を知りました。周りにそういう人はいませんが、このワードがTVやネットで見かけることが増えたので、世間の人も興味を持ち始めたんじゃないかな。愛のかたちはいろいろあっていいと思うから、偏見はありません」(真尋ちゃん・学習院大学2年・21歳)
「大学1年生の時、虹色の服や物を持った人たちが多く歩いているイベントを見かけて、LGBTという言葉を初めて知りました。それまでは正直、あまり身近に感じることはありませんでした。勝間さんのカミングアウトはまだ知らない人や偏見持っている人に知ってもらう行動としてとてもいいと思います。もっと理解が深まるよう、メディアでどんどん発信していってほしい!」(葵ちゃん・昭和女子大学2年・20歳)
『おっさんずラブ』で深まる同性愛への理解
「誰かを好きになる気持ちに性別は関係ないと思います! 私もまだ女の人のことを好きになったことがないだけで、これから好きになるかもしれません。そういうことが快く認められる社会になってほしい」(西夏ちゃん・成城大学3年・21歳)
「『おっさんずラブ』観てました! めっちゃ面白くて、大学の友達同士でも話題になりました。ドラマのおかげで同性を好きになることについて考えさせられたし、世間的にも偏見が薄まったのではと思います。みんなが生きやすい社会になればいいな」(愛理ちゃん・大妻女子大学3年・22歳)
「勝間和代さんが、まさか同性交際しているとは思いもよらず。でもLGBTが悪いことや批判されることだとは考えていません。堂々と公言することで、偏見なく過ごせていけるなら、みんな幸せだと思います」(美樹ちゃん・日本女子大学2年・20歳)
「高校の時、クラスにバイのコがいました。国際色の強い学校ということもあり、彼女自身オープンにしていましたし、誰も否定することはなかったです。逆に、彼女のおかけでLGBTについて知ることができてよかった。世の中にはこれだけたくさんの人がいるのだから、みんな感じ方は違って当然。同じじゃなくていいと思います。
まだまだ、私たち、いわゆるノーマルな人たち…このような言い方もどうかと思うのですが、その普通から外れた人たちをもっと理解することが大切だと思います。言葉じゃなかなか思ってることが伝えられないものですね(汗)」(未央ちゃん・法政大学1年・19歳)
「『おっさんずラブ』、私も観ていたし、周りで観ているコも多かったです。なので、そんなに抵抗はなくなりました。ドラマと同じタイミングで流れた勝間さんのニュースは『現実にあるんだ!』と、LGBTをちゃんと知るきっかけになりました」(有紗ちゃん・國學院大学2年・20歳)
周りにLGBTの人がいなくても、メディアを通じて身近に感じられるようになったというコも多いよう。とはいえ、世の中にはLGBTを公言できず悩んでいる人も、まだたくさんいるでしょう。彼(彼女)たちが自分たちの“愛”をオープンにできるよう、私たちももっと理解を深めていきたいですね。
(取材協力/株式会社KIRINZ)