映画『AKIRA』の題字も手がけた平田弘史氏

武士を描かせたら右に出る者なし。作画にのめり込むと一切の妥協を許さず、寡作ながら『薩摩義士伝』や『座頭市』といった傑作を生み出した伝説の劇画家――平田弘史(ひらた・ひろし)。

1958年に貸本マンガからキャリアを始め、昭和、平成で健筆を振るってきた。また、劇場アニメ版『AKIRA』(原作・監督:大友克洋)の題字を手がけるなど、書家としても活躍している。

そんな御年82歳になる平田先生のインタビューが実現した。ダメ元でお願いした「プレイボーイ」の揮毫(きごう)も快く引き受けてもらえることに。週刊プレイボーイ8号(2月9日発売)の表紙を見て目を疑った読者の皆さま。これは事件です。あの力強い表紙ロゴは先生による渾身(こんしん)の作品で、今号限りの特別なものだ。

揮毫前には気合いを入れるため日本刀を振るい、たっぷり墨汁を染み込ませた筆で一気に書き上げていく。その様はまさしく武士の佇(たたず)まい。完成後、満足そうにたばこを吸う先生に奥さまが呼びかける。

「お父さ~ん、次はインタビュー取材ですよ!」

『週刊プレイボーイ8号』(2月9日発売)では6つのキーワードで読み解く、平田弘史氏のインタビューを掲載。

平田弘史氏が手がけた『週刊プレイボーイ』8号の表紙ロゴ