"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。

今回のテーマは「Zoom」飲み会がコロナ後も残っているか。前編では、堀江氏がこの対談がビデオ会議を飛び越して、LINEグループでテキストベースで成立していることに触れ、「テキストだとある程度の頭の良さがないと文脈が読めない」が「動画だと頭が悪くても内容がわかる。そういう意味でZoomがはやっているのかも」と語った。

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ひろ 識字率は高いので文字は読めるんでしょうけど、文章が理解できないってことですよね。

ホリ そう。なんでだと思う?

ひろ 文章が長いと脳内メモリーのキャパを超えちゃうんじゃないすかね。

ホリ でも動画だと大丈夫なのはなぜ? キャパを超えるのはテキストも動画も同じなんじゃない。

ひろ 動画だと勝手に情報が流れてくるので、理解してなくてもわかった気になっているだけで、実際はわかってないんじゃないですか。

例えば、コロナ騒動で話題のマスクは「マスクをつけた人の感染を防ぐ効果はほとんどない」ということがテレビでもめっちゃ言われているのに、そのテレビを見た多くの視聴者は「自分を守るためだ」と思ってマスクを探し回って行列に並んでいるという。

ホリ 無症状で気づかないままウイルスをまき散らす可能性がある人もいるから、周囲に感染させないためにマスクをするってのもあるけどね。

ひろ テレビで「マスクを買えて安心」って答えている人がいたので、「マスクをつければ感染しない」と誤解している人も多いんではないかと。

ホリ てか、昔からLINEもスカイプもあったわけだけど、なんでいまさらZoomなんだろね?

ひろ Zoomのほうがデータ量が軽いんですよ。それで通信が一瞬途切れても、データが軽いので途切れてないように見せやすい。

ホリ 技術的にはそうなんだろうけど、みんなそこまでわかって使ってんのかね?

ひろ 技術的にはラグをほとんど起こさないソフト(NETDUETTO)をヤマハが作っていたりするんですけど、全然知られてないですよね。

なので、「本当にリアルタイムなコミュニケーションをしたい」ってよりは、技術のわかる人がZoomを選んでいて、その影響で周りの人もなんとなく使っているとか、「Zoom飲みがはやっている」という言葉に乗じてというのがあるかもです。

ホリ あとは、Zoomはバカでもリンクをクリックすれば使えるってのはあるかもね。

ひろ スカイプやハングアウトだとアカウントがいりますからね。今は家から出たくても出られないので仕方なくって背景がありますけど、Zoom飲みは今後、普通に文化として浸透しそうですね。

ホリ いや、浸透しないっしょ。すぐ飽きるよ(笑)。

ひろ でも、もともと宅飲みは増えていたので、コロナ騒動が収まって居酒屋さんで普通に飲めるようになっても、Zoom飲みをする人って残る気がするんですよ。やっぱり、安上がりというのが根底にあるので。

ホリ でも、直接会って飲み会するほうが楽しいじゃん。今は外になかなか出れないし、居酒屋さんもやってなかったりするから、仕方なくって感が強くない?

ひろ でも、状況的にはリアルに会って飲み会が普通になるのは1年後になると思います。

ホリ だから、コロナ騒動がひととおり落ち着いたらリアル飲み会に戻るでしょう。

ひろ でも、今回の件で多くの人がオンライン飲み会の存在と快適さに気づいたので、僕的にはコロナ後も選択肢のひとつとして残るんでないかと思いますけどね。

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。近著に『理不尽に逆らえ。真の自由を手に入れる生き方』(ポプラ新書)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。最新刊は『1%の努力』(ダイヤモンド社)

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