滝沢秀一たきざわ・しゅういち
1976年9月14日生まれ、東京都出身。
お笑いコンビ「マシンガンズ」として活動するかたわら、ゴミ清掃員としての仕事もこなす。著作はゴミ清掃員の体験を書いたエッセイ『このゴミは収集できません』ほか多数
公式X【@takizawa0914】
ごみ清掃員としても働く芸人の滝沢秀一(マシンガンズ)が先生となって、日本のごみのこと、世界の環境のことをわかりやすく教える「誰でも理解できるごみ授業」。生徒は、グラビアアイドルとして週プレでもおなじみの青井春ちゃん。何もわからなくても、ごみに興味がなくても大丈夫! 滝沢先生がイチから解説します!
滝沢 前回は「世界でいちばんごみを出している国はどこか?」という話をしました。さて、ここでクイズです。日本でごみ処理にかかる経費は、1年でいくらでしょう?
青井 前にごみ処理場のお水をきれいにするだけで25億円かかると言ってたよね?
滝沢 東京都の中央防波堤にある最終処分場から出る水をきれいにする費用だね。よく覚えていました。
青井 その5倍くらいはかかりそうだから、100億円くらい?
滝沢 正解は、2兆1,519億円(一般廃棄物の排出及び処理状況等《令和4年度》より)です。
青井 額が大きすぎて分かんない! 日本ってそんなにお金あるの?
滝沢 これは税金から出ています。国民ひとり当たりで計算すると、ごみ処理のために1年間で約1万7,100円を負担している計算になりますね。もちろん、青井さんも払っているということです。
これを高いと思うかもしれないけど、ひとり暮らしだと水道代を毎月2,000円ぐらい払っているからね(1年で2万4000円)。
青井 そう考えたら安くやってくれてるのかもしれない。
滝沢 ちなみに今、日本は
10年連続で前年よりもごみが少なくなっているんです。
青井 おお~、すごいじゃん!
滝沢 これにはいくつか理由があって、ひとつは高齢化が進んでいること。あとは景気が悪くなって、物が売れなくなった。昔はじゃんじゃん買ってどんどん捨ててたから、ごみがいっぱいだったけど、物が売れないとごみは減るということです。
青井 なんか悲しい理由。
滝沢 そしてこれはいい話で、みんなが分別してくれるようになったから。何でもまとめて捨てていたのを、資源としてちゃんと分けるようになったから、ごみが減ってきているんです。
青井 私、デジタル化が進んだからだと思ってた! 今はマンガとかスマホで見るじゃん? あとチケットとかも紙じゃなくなってきてるし。
滝沢 それもあるかもしれないけど、紙はもともとリサイクルのシステムがちゃんとしているからね。古紙の日に出せば、また紙として再生されるから。
青井 私、ちゃんと古い新聞を入れる「新聞受け」を作ってるよ、新聞は取ってないけど(笑)。新聞じゃなくて紙の箱やお菓子の包装紙とか、そこにまとめてる。
滝沢 偉いね!
青井 お母さんにさんざん言われてたからね。でも、ちゃんと分別しないとごみを持って行ってくれないことない? いろんなごみが混ざってるからダメですって、シールが貼ってあって、悲しい気持ちになったことある。
滝沢 ちゃんとごみのことを習ってこないと、わからないよね。
青井 燃えるか燃えないかなんか、いまいち分からんから。結局燃やしたら全部燃えるやん!
滝沢 関西の方と何人か話したことあるとそういう人、結構いるのよ。「燃やそうと思えば燃えるでしょ」って必ず言うの。なんでなんだろう?
青井 だって、燃えるじゃん。
滝沢 例えばフライパンは燃えないですよね。
青井 それはわかる。でも、割れたお皿とかは大阪だと紙に包んで、普通ごみで出しちゃっていいんだよね。
滝沢 普通ゴミの概念というのが、「燃やそうと思えば燃えるじゃん」なのかな......。自治体によって分別方法が違うのはわかるけど、普通ごみって区分はちょっと変えたほうがいいのかもしれないなあ。
※ごみの捨て方のルールは自治体によって異なります。お住まいの地域のルールをご確認ください。
青井春(あおい・はる)
1998年3月26日生まれ
身長164cm B90 W58 H83
大阪府出身 血液型=O型
特技=韓国語、華道、茶道、箏曲、ウォーキング
趣味=寝ること、旅行、メイク
公式X【@harujjang26】
1976年9月14日生まれ、東京都出身。
お笑いコンビ「マシンガンズ」として活動するかたわら、ゴミ清掃員としての仕事もこなす。著作はゴミ清掃員の体験を書いたエッセイ『このゴミは収集できません』ほか多数
公式X【@takizawa0914】