ごみ清掃員としても働く芸人の滝沢秀一(マシンガンズ)が先生となって、日本のごみのこと、世界の環境のことをわかりやすく教える「誰でも理解できるごみ授業」。生徒は、グラビアアイドルとして週プレでもおなじみの青井春ちゃん。何もわからなくても、ごみに興味がなくても大丈夫! 滝沢先生がイチから解説します!

滝沢 前回は「先進国では、ほぼ100パーセントごみを回収してもらえるが、そうじゃない国もいっぱいある」といった話をしました。今回は「このごみはどう捨てたらいいの?」というクイズに答えてください。

問題です。金属製のバックルが付いた革製のベルトは、どう捨てたらいいでしょう?

青井 うーん、革と鉄でできてるから、切らなあかんかな。革の部分は普通ごみで、金具の部分は缶と一緒に出すとか?

滝沢 確かに、缶と一緒に金属が出されていることはありますね。

青井 そうでしょ、溶かしたら一緒かな、みたいな。でも実際に私がやってるのは、全部一緒に普通ゴミ!

滝沢 正解です!

青井 ああ、よかった!

滝沢 「9割ルール」といって、その素材の9割ぐらいが燃えるものだったら、まとめて可燃ごみに出して大丈夫なんです。

青井 でも本当は分けたほうがいいの?

滝沢 そうだね。革の部分は可燃ごみ、金属は不燃ごみで捨ててもらえるのが一番です。でも大阪は「不燃ごみ」という区分がないんだよね。調べると、金属製の生活用品は「普通ごみ」になっていますね。

青井 じゃあ一緒でいいんだ!

滝沢 大阪の普通ごみって、食べ残しはもちろん、ガラスコップとか、プラスチック製品、ラジカセみたいな電気器具まで許容されているんですよ。

青井 大阪はたいていのものは普通ごみ!

滝沢 大阪から東京に引っ越して来る人は、「東京は分別が細かい」って言うことが多いけど、この普通ごみという分け方からきているんだね。

青井 捨てるほうにしたらありがたいけど。でも大阪のごみ回収車って、運転が荒っぽい気がする。住宅街をめっちゃ飛ばしてるの見たことあるから。でも早く仕事を終わらせなきゃだし、働いている人からしたら仕方ないのかもね。

滝沢 大阪はわからないけど、僕らの周りでは回収車の運転に細かい決まりがありますよ。回収したあとはちゃんと周りを確認して、運転してない人が「オーライ」って言わないと発進できない、とか。

東京も昔は早く回収を終わらせたい人で競争になってたね。でも、ごみ清掃工場がごみ受け入れの時間を決めるようになってからは、ゆっくりやるようになったね。

青井 そうなんだ。

滝沢 ごみをきちんと回収するためには、決められた時間までに出さなきゃだけど、ちゃんとできてますか?

青井 うちの地域はは回収車が楽しそうな音楽を流して走っているから、音楽が聞こえてきたら「ヤバいヤバい!」って、ダッシュでごみを出しに行ってます。

滝沢 青井さんみたいに回収中に慌ててごみを持ってくる人がよくいますけど、余裕を持って出すようにしましょうね(笑)。

※ごみの捨て方のルールは自治体によって異なります。お住まいの地域のルールをご確認ください。

青井春

青井春(あおい・はる)
1998年3月26日生まれ
身長164cm B90 W58 H83
大阪府出身 血液型=O型
特技=韓国語、華道、茶道、箏曲、ウォーキング
趣味=寝ること、旅行、メイク
公式X【@harujjang26】

マシンガンズ・滝沢秀一の『金持ちのゴミはなぜ少ないのか?』は毎週木曜日更新中!