香港大会は10月11日(土)に開催。「それまでに仕上げていく」というエルレイナのキャプテン・畑佐くん(前列左端)は、「実は初めての海外旅行」に少々興奮気味

世界中のサッカーファンを沸かせるマンチェスター・ユナイテッドFC(以下、マンU)。その歴史あるホームスタジアムのピッチ上に日本の大学生が立つかもしれない!

7日、アエロフロート主催によるフットサル大会「AEROFLOT ASIA CUP 2014」の東京大会が開催され、東京6大学から各1チームずつ計6チームが参戦。参加したのは、さんぱち先生(東京大学)、The Words(早稲田大学)、エルレイナ(慶応義塾大学)、FC.Desafio(法政大学)、GOONY(明治大学)、Divolo.S.P.F.C(立教大学)。

アエロフロートはロシアを代表する国際航空会社。エアバスやボーイングなど、所有する機体の平均年数が3.9年というその近代性をウリに、日本では成田からロシアを結ぶ航空路として利用されている。また、マンUのオフィシャルキャリアを務めていることでも知られ、特にアジア各地でのスポーツ振興にも力を入れているという。

この大会は、世界各地で開催され日本、ロシア、中国、韓国の4ヵ国から30の大学生チームが出場。それぞれの都市で予選を勝ち抜いたチームは、10月に香港で行なわれる決勝大会へ。その優勝チームが、なんとマンUのホームゲーム観戦ツアーに招待される! さらに、そのホームスタジアム「オールド・トラッフォード」で表彰式も行なわれるというから、参戦した各チームメンバーも俄然(がぜん)やる気満々。マンUはもちろん、プレミアリーグで活躍するプレイヤーたちが華麗なプレーを見せる憧れの地に降りられるのだから当然だろう。

この日の東京大会では、予選が2グループに分かれる総当たり戦で、それぞれさんぱち先生とエルレイナが勝ち抜き、決勝へーー。

The WordsとFC.Desafioに与えた得点はそれぞれ1点と守備に優れていたさんぱち先生だが、決勝戦では前半から立て続けに3点を許してしまう。後半開始すぐに1点を返すも攻めあぐね、そのまま終了。3-1でエルレイナが勝利した。

優勝したエルレイナのキャプテンで慶応義塾大学3年生の畑佐賢志(はかさ・けんじ)さんは「いつもリーグで戦う相手も多く、手の内はだいたい把握されているし、今日はこちらが下級生中心だったのでキツかった。香港の決勝大会では、外国人選手相手だから身体も大きいだろうけど、みんなをオールド・トラッフォードへ連れて行きたい」と、熱く優勝への意気込みを語ってくれた。

イベントでは、SVペスカドーラ町田(Fリーグ)専属チアリーディングチーム「Fiore」のパフォーマンスや、フリースタイル・フットボールの世界大会である「レッドブル・ストリートスタイル・ワールドファイナル 2012」でアジア人初、史上最年少で世界チャンピオンに輝いた徳田耕太郎もその妙技で会場を沸かせたほか、マンUメンバーのサイン入りボールやユニフォームなどファン垂涎(すいえん)の豪華商品をゲットできる抽選会もあり、1日中多くのファンで盛り上がっていた。

普段はフットサルチームSVペスカドーラ町田の専属チアリーディングチームとして活躍するFiore

アクロバティックなリフティング技を次々と繰り出す世界チャンピオン・徳田耕太郎

マンUメンバーのサイン入りポスターやボール、ユニフォームのほか、香川真司のサイン入りユニフォームが幸せ者4人

 (取材・文・撮影/週プレNEWS編集部)