「またアスリートか! しかもダルビッシュ!!」

テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有と元レスリング世界王者・山本聖子の堂々たる交際宣言は、レスリング界にとっても寝耳に水だったという。

某スポーツ紙の記者はこう語る。

「聖子は2006年にハンドボール日本代表の永島英明と結婚、一児をもうけていますが、ここ2、3年は不仲が囁かれていました。昨年6月からはアメリカ女子ナショナルチームのコーチに就任し、長男を連れて現地に移住。いよいよこの夫婦もダメかなと周囲は見ていた」

そして今年9月に離婚を発表。その矢先、新恋人としてまさかのダルビッシュ登場である。

聖子の父はミュンヘンオリンピックレスリング代表だった郁榮(いくえい)、姉は聖子と同じくレスリング世界選手権王者の美憂、兄は総合格闘家として一世を風靡した“KID”徳郁(のりふみ)……まさに最強の格闘一家として知られる山本家。

聖子だけでなく、美憂の婚歴も華々しい。

1995年、浦和レッズの池田伸康と結婚し長男を出産したが、99年に離婚。2000年、総合格闘家のエンセン井上と再婚したが、04年に離婚。そして06年には、アルペンスキー日本代表の佐々木明と結婚し、第二子、第三子を出産したが11年に離婚している。

ともに世界選手権を何度も制覇しているこの最強姉妹は、なぜかくもアスリートばかりを次々とパートナーに、別れてはくっつくのか? やはり最強格闘家の遺伝子は、草食系男子では到底太刀打ちできない“肉食女子”なのか?

山本家と交流のある関係者は、一家の面々の気質についてこう語る。

「肉食女子かどうかはわかりませんが(笑)、美憂はとても社交的で人を惹きつける魅力があり人脈も豊富です。聖子は兄弟姉妹の中で一番真面目な性格ですね。KIDは飄々とした性格でいかにもアスリート的。

国際的な感覚があるというか、郁榮さんを含め家族が集まれば、レスリングのことやそれぞれの恋愛や結婚について、なんでも包み隠さずオープンに話しているようです」

では、なぜアスリートとばかり結婚するのか?

「3人ともオリンピックへの出場は叶わなかった。今は美憂の長男アーセン(18歳)がレスリング日本代表を目指しており、一家でバックアップしています。オリンピックのメダル獲得は山本家全員にとって悲願。だから、交際相手は同じ境遇にいて理解し合えるアスリートがいいんじゃないですかね」

前出のスポーツ紙記者もこう語る。

「トップアスリートと結婚するのは、より強い遺伝子を残したいという格闘一族の本能のようなものだと思います。ダルビッシュの父親はイラン人で、イランはレスリング強豪国。もしふたりの間に子どもが生まれたら、最強の遺伝子を継いだレスラーが誕生するかもしれません」

本能のままオープンな一家の国際感覚、最強を求める超一流アスリートの系譜…に自由すぎる奔放な交際遍歴の理由が?

ダルビッシュは自身のツイッターで、結婚は「まだわからない」としているが、郁榮やKIDら家族たちとも親交を深めているようだ。最強カップルの今後に目が離せない。

(取材・文/週プレNEWS編集部)