真っ直ぐ伸びたこのフォーム! 見事なオーバースローからの腕のしなりで剛速球を…

グラドル自画撮り部」に所属、「週プレ」ジガドル・グランプリにおいて吉田豪賞も受賞している170㌢オーバーの現役女子大生グラドル稲村亜美ちゃんが、今トンデモないことになっていた!

トヨタのスポーツカーブランド「G’s」のインターネットCM「G’s Baseball Party」でメジャーリーガー張りの美しく豪快なスイングを披露。それが国内外のメディアで取り上げられ、トヨタ自動車が運営する公式チャンネル(ユーチューブ)において、この1ヵ月強の間に再生800万回超! 世界中に広がり大絶賛の嵐、つい先日にはYahoo!急上昇ワードの1位にまでなったのだ。

ところが、情報によると実は彼女、以前の野球部でのポジションはピッチャーだったそうでバッティング以上に自信があったとか…。そこで「週プレNEWS」ではそのピッチングを披露してもらうべく編集部に来てもらい、ますます大反響で話題の中心となっている彼女にインタビュー、CM撮影や野球歴について聞いてみた!

―早速ですが、CMはいつどこで撮影したんですか?

稲村 3月の上旬に福岡の小倉で撮影しました。風が強くて、すごく寒い日でした。本番はいろんなパターンで20回くらいスイングしましたね。

―えっ、逆に20回だけでOKが!? その評判のスイングですが、モデルにしたプロ選手はいるの?

稲村 モデルはありません。監督さんから「大物感を出してくれ!」って言われて…。

―大物感、出まくりですよ! 西武ライオンズなどで活躍したカブレラがモデルじゃないかって噂になってますが…。

稲村 そういえば、リハーサル時にスイングを見ていた周囲のスタッフが「おっ、カブレラ、カブレラ」って盛り上げてくれました。CMを見た中学校時代の野球仲間からは「打ち方、全然変わってないね!」とか「スイングを見て、稲村だとわかったよ!」と言われましたけど。

―素のスイングがカブレラって、やっぱ大物感ありすぎ。そりゃ話題になるよね。小学校から中学校まで9年間も男子に交じってシニアリーグとかでやってたそうだけど、今回のオーディションには自信がありました?

稲村 オーディションには何百人と参加者がいて、自分のいた小グループの中では、私が一番うまいなって思いました。

―その時はどんなことしたの?

稲村 スイング、ピッチング、ダイビングキャッチです。意外かもしれませんが、ダイビングキャッチの経験はなくて、マットに飛び込んだ時に、アゴに膝をぶつけちゃいました(笑)。やりたくない人はやらなくて大丈夫だったんですけど、ここはやるしかないなって思っちゃって…つい。

―そのガッツも評価されたのかもね。CMがオンエアされ、その後Yahoo!の急上昇ワード1位にまでなり、周りの反応はどうでした?

稲村 朝から親のケータイが鳴りまくりで大変だったみたいです。いろんな人から「見たよ!」って連絡がきました。シニアリーグ時代のコーチから「たまにはグランドに顔を出せ」って言われたり。

―故郷に錦を飾るじゃないですけど、OBとして後輩たちの練習を見に行ったの?

稲村 公式戦をやっている時に行ったんですけど、すでに試合は終わっていて、グラウンドに対戦チームの人もたくさんいてアウェイ感がヤバかったです。

始めたきっかけと野球の面白さとは!

―そもそも野球はどういうきっかけで始めたの?

稲村 6歳と4歳上の兄が野球をやっていたので始めました。

―お兄ちゃんたちと一緒に混ざって遊びたいみたいな?

稲村 いやいや、年が離れているんで、兄とは野球を一緒にやったことがなくって。小学校の時にキャッチボールを2回したことがあるくらいですね。その時、兄は中学生で硬球を思いっきり投げてきたので、すごく怖くて。「一生、兄とはやらない」と思いました(笑)。

―容赦ないお兄さんたちに鍛えられたと(笑)。ではなんで9年間も続けられたんだろね?ライバルはいました?

稲村 ライバルはいません。競争心はないんですよね。争いが好きじゃなくて。親が厳しくて、休むと怒るので行き続けました。あと小6の時はキャプテンだったので、だから行かなきゃみたいな。

―親も厳しかったんだ(笑)。じゃあ野球のどこが好きだったの?

稲村 チームメイトの男の子たちが面白かったんですよ。みんなでコーチのあだ名をつけたり…。

―例えば?

稲村 バズライトイヤー

―映画「トイ・ストーリー」に出ていたスペースレンジャーの?

稲村 そうです!

―そのあだ名の面白さが伝わってこない点は置いといて(苦笑)、野球自体は楽しかった点とかは?

稲村 ファーストやっている時にショートバウンドが捕れた時とか「これ、絶対に捕れないな」と思いながらフライを追っかけて、偶然にも捕れた時とかが楽しかったですね!

―マニアックだねー。そういうのを聞きたかったんですよ! ちなみに、好きなプロ野球チームとかは?

稲村 昔から好きな野球チームがないんです。だから、どのチームでも臨機応変で応援できますよ。球場のあの雰囲気が大好きで、野球観戦はみんなで盛り上がることが大事です。だからTVで野球をあまり見ませんね。

(左)6つと4つ上の兄に挟まれる亜美ちゃん (中・右)エースでキャプテンだった小学校時代

ストレートが好きで最高110㌔くらいは出てた

―それもある意味、通です…。確かに野球場はワクワクしますもんね。好きな選手はどうですか?

稲村 それもいないんですよ!

―嘘!? 僕らの時代だと、王選手に憧れて、みんな一本足打法にこだわってたりとか…(古い?)。そういう憧れもなくカブレラばりのスイングって、ナチュラルボーン?

稲村 嬉しいですね。

―でも野球ができてカワイイと、あちこちから草野球に誘われたりしない?

稲村 よく誘われるんですが、そういう気持ちになれなくて…。まだ自分がやりたいなって気持ちになってないんですよね。

―例の予備校講師なら「今でしょ!」って連呼してますよ!

稲村 じゃ、今で(笑)。

―おいっ! 適当すぎでしょ!

稲村 あと、泥が克服できればやりたいなと思います。

―んっ?? どういうこと?

稲村 大人になって土に触れる機会って、そんなにないじゃないですか。久々過ぎて、免疫がなくて土に怯えています。グラウンドは砂埃もヤバイじゃないですか。わりと最近、潔癖なんで…。シニアリーグ時代のコーチから「たまにはグランドに顔を出せ」って言われて行った時も、土を触るか迷ってしまって…結局、触りましたけど。

―あっさり触れてるし(笑)! 本物の潔癖はそんなもんじゃないからね(本物の潔癖症グラドルの記事はこちら→http://wpb.shueisha.co.jp/2015/04/15/46489/)。で、今回は神スイングってことで話題になりましたが、本当はピッチングのほうが得意だったとか?

稲村 はい。小・中とピッチャーをやっていました。小学校のときはエースでキャプテンでした。球種はストレートが好きで最高で110㌔くらいは出てたんじゃないかと思います。中学の時、先発で投げたりすると相手のベンチから「おい、ヤベーよ、アイツ」とか「あのオンナ、スゲー速い!」みたいなどよめきが聞こえてきました。

―おおっ、期待通り! 後でうちの編集長(実は集英社・野球部監督)めがけて投げてもらいますから! ちなみに試合で投球中は何を考えてるの?

稲村 とにかくデッドボールを出さないように気をつけていました。よく当たっちゃうんですよね~。

今回、貝山編集長(実は集英社・野球部監督)を相手に剛速球を投げてくれた!

女を捨てるのがイヤで野球を卒業?!

―速くてノーコンってのもこれまた嬉しいところ(笑)。では神スイングのバッティングのほうは?

稲村 小学校まではうまかったんですけど、中学は当たらなくなって、結果、デッドボール専門になってました(笑)。最近、番組でバッティングセンターで撮影したんですけど、当たらなくて焦りましたよ…。

―フォームは最高なのにデッドボール専門って(笑)! ちなみに所属したチームはシニアリーグで、中学生なのに硬球を使っていたとか。練習もキツかったでしょ?

稲村 前にインタビューで、1日30キロ走ってたと答えたことがあるんですけど、最近、当時の監督に確認したら走っても20キロって言ってました(笑)。盛っちゃって、すいません。

―だいぶ盛りましたが(笑)。いやいや、それでも凄いですよ。他にはどんな辛いことが?

稲村 大きなタイヤを押したり、二組になっておんぶして走ったり。中でもうさぎ跳びの姿勢で歩くのがきつかったです。時には、お腹が痛いって言ってサボったりもしましたけどね(笑)。

―ありがちです(笑)。で、高校では野球を続けなかったんだよね?

稲村 女を捨てるというか、また野球一色の生活になるのはどうかなと思って普通の女子高生になりました。それまでお肉ばっかり食べてたのがダイエットを意識するようになって、授業中によくスルメを食べてましたね~。みんなに「くせぇ」って言われながらも。確かに臭いので、自分のロッカーじゃなくて友達のロッカーに勝手に入れたりしてました。怒られましたけども…。

―ワルっ! それで女性を磨いた結果、恋愛のほうは? 今ドキドキするような人はいますか?

稲村 いたら嬉しいですね! ファンや友達からは「稲村に彼氏がいたら面白い!」と言われ続けてます。

―もう大学だし(現在、大学二年生)たくさん周りにいるでしょ! 気にならないの?

稲村 大学生には興味がないですね。(173cmの)私が見上げるほど身長が高くて、白くて弱い人が好きです!

―う~ん、大学生でいなけりゃそれ以上デカくなる男もなかなかいないと思うけど(笑) 。ちなみに去年のクリスマスはどうしてたの?

稲村 六本木のミッドタウンに高校の親友とイルミネーションを見に行きました。友達がおんぶが得意で、ずっとおんぶさせて歩きました。

―意味わかりませんけど、イルミネーションは普通に見てもらえませんかね(笑)。

稲村 ふたりともおんぶだと滑りやすい素材の服を着ていたので、近くの公園に移って、そのコにずっと肩車させていました。

―クリスマスに、何をやってるんですか?

稲村 そのコ、ちょっとぽっちゃり系で肩車が一番得意なんですよ。

―肩車が一番得意って、どんなコですか? なんかキャラが脱線してきたので、さっさと場所を変えてピッチングを披露してもらいますよ~!

いやぁ、神スイングの真剣な表情やカッコいい姿を忘れるぐらい、ちょっと天然ボケもカワイい今時の大学生でしたが…。昨年は単位を取り損ねたとかで、眠い目をこすりながら朝の5時半に起きて1限からきちんと授業に出ているそう(笑)。また、週4で焼肉にいくという肉食女子でカルビ、ハラミ、上ロースが大好物! これも男子顔負けのパワーの源?

そんな亜美ちゃんですが再び、神が降臨! ピッチングもまさに神域で驚くこと間違いなしです。173cmの長身グラドルが繰り出す、美しい腕のしなりとフォームをこちらの動画で是非確かめてください!https://youtu.be/gKTRM2QqIaY

(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/山下隼)

集英社チームのギャラリーも彼女のピッチングをひと目見たいと集まり見守った!

稲村亜美(いなむら・あみ)1996年1月13日生まれ 東京都出身。身長173cm。B88 W61 H89。血液型=A型。趣味・特技=野球、銀杏の皮むき。○「グラドル自画撮り部」×「週プレ」ジガドル・グランプリ 吉田豪賞受賞。「ミスiD(アイドル)2014」の準グランプリを受賞。最新情報は公式ブログをチェック!【http://ameblo.jp/inamuraami/