“皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードルの復帰戦や、桜庭和志vs青木真也の新旧日本人エース対決などで話題を呼んでいる「RIZIN」(12月29日&31日、さいたまスーパーアリーナで開催)。
他にも続々と出場選手が発表されているが、要注目は榊原信行RIZIN実行委員長が「女子最強ではなく人類最強」と太鼓判を押すブラジル人柔術家、ギャビ・ガルシアだ。188㎝、93㎏というムキムキ女子で、あのヴァンダレイ・シウバを絞め落としたこともあるとか!?
―すごい筋肉ですね! しかし、元々は140㎏あったそうですが、なぜ減量を?
ギャビ 柔術で10度目のタイトルを獲った時に新しい挑戦をしようと思ったの。MMA(総合格闘技)をやるなら体重を落とさないといけない。3年かけて50㎏ダイエットしたわ。食生活も変えて、今ではオーガニックなものしか口にしません。
―子供の頃から大きかった?
ギャビ 家族もみんな大きくて、私は生まれた時、52㎝、4.2㎏あったわ。クラスの並び順はいつも一番後ろだった。
―140㎏だった時は、苦労したことってあります?
ギャビ 練習相手に不自由したことと、私生活では、やっぱり服のサイズがなかったことかなぁ。今は昔よりも好きな服を着られることが嬉しいわ。セクシーな服を着て自分のおなかを見せることができるんですもの(笑)。自分に自信を持てるようになったし、いろんな男性から声がかかるようにもなった。
シウバを絞め落とした真相は?
―好きな男性のタイプは、やっぱり自分より強い人?
ギャビ 私より強い男性はいるかもしれないけど、内面的に私より強い人はいないんじゃないかしら。私はとても強い意志を持った女だから。恋人はいたけど、私の生き方を理解してくれる人はなかなかいなかった…。ファイターとしての生き方を尊重してくれる男性と付き合いたいわ。
―あのヴァンダレイ・シウバを絞め落としたことがあるって聞いたんですが、本当?
ギャビ 彼のことは尊敬しているし、とても親しくさせてもらってます。だけど、その話は彼と私だけのヒミツよ。いつか彼とスペシャルファイトで戦いたいわね。
―榊原さんはあなたを「人類最強」と言っていますよ。
ギャビ MMA界のレジェンドがそんなことを言ってくれるなんて光栄だわ! 日本で戦うことが夢だったし、人生のすべてをかけてファンを魅了するファイトを約束します。
―もし、週プレからヌード撮影のオファーがあったら?
ギャビ NO。だって私が生きている世界は男の世界。仲間が私の裸の写真を見ていると思ったら、練習に身が入らなくなっちゃうもの。でも、明日のことは誰もわからないから、朝起きたら気が変わってるかもしれないわね(笑)。
●ギャビ・ガルシア 1985年生まれ、ブラジル出身。ブラジリアン柔術選手権、世界柔術選手権、アブダビコンバットなど数々の大会で優勝し“世界最強の女柔術家”と呼ばれ、母国では圧倒的な人気を誇る。連日、SNSで肉体美の写真を披露している
(取材・文/“Show”大谷泰顕 撮影/長尾 迪)