金本新監督の下、「超変革」を掲げて若手を次々と抜擢し、昨年までとは全く別のチームに生まれ変わったタイガース。だが、交流戦に入ると急失速し低迷したまま、今がまさに正念場だ。
これは虎ファンも激怒しているか…と思いきや、意外にも金本阪神には今のところ「満足」と考えている人が多いことがわかった。
今回、週刊プレイボーイ本誌では甲子園球場前でファン50人に緊急アンケートを実施。「鳥谷引っ込めろー」「抑えをどうにかせんかい!」といったプチ不満は数あれど、金本采配に対する全般的な評価は「大満足」「満足」合わせて50人中39人(「不満」「大いに不満」がわずか3人)と、おおむね満足度が高かったのである。
そのほとんどが「若手の積極起用」「将来を見据えたチームづくり」を理由に挙げているが、現状はリーグ5位で借金生活。それでも久しぶりに感じることのできる「確かな未来」に、虎ファンは今、希望に満ちあふれているのだ。
「今季、優先すべきは『優勝』『若手に経験を積ませる』のどっち?」との質問には、実に49人が「若手に経験を積ませるべき」と答え、さらに「今季、許せる順位は?」には30人が「3位」と答えた他、「優勝」は1人、「2位」は3人だけ。さらに、なんと8人が「最下位でも許せる」と断言した。
「近年は、FAで獲ってきたロートル選手が衰え、そして引退していく姿ばかり見せられてきた。でも、やっぱりそれは違うやろと、今年の金本阪神を見て目が覚めました。未来を夢見ながら、若い選手たちを毎日眺めるのが健全な姿です。今季の順位? みみっちいこと言いなさんな!」(40代・男性)
そんな期待を今、一身に浴びる「未来のミスタータイガース」候補筆頭は? 発売中の『週刊プレイボーイ』27号では虎ファンたちに久しぶりに夢を見ることを思い出させた「金本阪神が支持できる理由」を徹底調査。
その「今後、最も期待する選手」から「猫の目打線の賛否」「不調のキャプテン・鳥谷のフルイニング出場継続」「抑え投手は誰がいい?」etc.まで、ファンの間でも話題になっている選手起用の疑問点について直撃。熱狂的虎キチたちの正直な意見を聞いているので、そちらも是非お読みいただきたい。
(取材/ボールルーム)