2016-2017シーズン開幕から絶好調だった松山英樹 2016-2017シーズン開幕から絶好調だった松山英樹

2017年も注目のイベントが目白押し、そこで様々な競技の結果を大予想。願えば叶う…はず、スポーツのビッグな初夢をシミュレーション! ゴルフでは松山英樹がすべての日本人ファンの悲願を達成する!?

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■オーガスタでも松山英樹は絶好調!

2017年4月9日、鮮やかな夕日が注ぐフェアウェーの真ん中を、堂々と歩く若き日本人プレーヤーを世界中のゴルフファンが見守っていた。場所は、アメリカ・ジョージア州のオーガスタナショナルGC。そう、マスターズ最終日の18番ホールである。

グリーン周りからフェアウェー左サイドまでは多くのパトロンが埋め尽くし、フェアウェーを闊歩する日本人を拍手で称え、大歓声を送っていた。その声援に応えて歩いていくのは、松山英樹(25歳)である。日本のTV放送では、解説者の中嶋常幸プロが言葉を詰まらせながら、こう語っていた。

「日本人プレーヤーがこの光景の中を歩く日が来るとは…。ちょっと感動して、というか、嬉しすぎて言葉になりません…」

米ツアー本格参戦4年目の松山英樹は、2016-2017シーズン開幕から絶好調だった。自身今季初戦のCIMBクラシックで2位になると、2戦目の世界ゴルフ選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズでは優勝。早々に今季初勝利を飾った。さらに年が明けてからも、常に優勝争いを演じて、マスターズまでにはすでに今季5勝を挙げていた。

迎えたマスターズ。初日は、ロリー・マキロイ(北アイルランド)が好発進で抜け出すも、松山もジェイソン・デイ(オーストラリア)、ダスティン・ジョンソン(アメリカ)、ジョーダン・スピース(アメリカ)らとともに、首位に2打差の2位タイにつけた。2日目もマキロイがトップをキープするが、3日目には松山とスピースが一気にスコアを伸ばして、4日目にはふたりの一騎打ちの様相となった。

最終日、序盤は互いに譲らぬ戦いを見せていたが、「アーメンコーナー」と呼ばれる12番(パー3)で、スピースに昨年と同じ“悪夢”が待っていた。1打リードしていたスピースが池ポチャでダブルボギー。逆に松山はバーディーを奪って勢いに乗り、2位のスピースに4打差のリードをつけて最終18番を迎えた。そしてその18番、松山はセカンドショットをピン1mにピタリとつけていた。

グリーン上に上がってきた松山。大観衆が見つめる中、1mのバーディーパットも難なく沈めた。会心の笑顔を見せてガッツポーズ。進藤大典キャディーと抱き合うと、ふたりは号泣した。その姿に、TV解説の中嶋氏も涙した。

「すごい。すごい……。本当によかった……」

松山が、ついに日本人初のメジャー制覇を果たした。表彰式では、もはや松山の目に涙はなかった。グリーンジャケットに袖を通すと、はにかんだ笑顔を見せた。

その後、マスターズを制した松山は全米オープン、全英オープン、全米プロまで優勝。史上初の“年間グランドスラム”を達成した。「ヒデキにはどうやっても敵わない」と、スピースをはじめ、デイやマキロイも絶句。もはや、その強さは全盛期のタイガー・ウッズを超えていた。今や、全米中、いや世界中が「ヒデキ・ワールド」に酔いしれている。

※編集部注:この記事はあくまでも予想です。

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ゴルフジャーナリストの古屋雅章は、その夢の実現性について次のように語る。

現実的に年間グランドスラム達成は無理?

「松山選手が年間グランドスラムを達成? そんなの無理ですよ。ゴルフというスポーツは、テニスと違って、トップ選手の実力通りに結果が出るものじゃないですから。その日の調子や天候など、様々な条件が重なって、その条件に最もはまった人が優勝できるわけですから。どんな強い選手でも、年間30試合前後出場して、すべての試合に勝つことはできないでしょ?

それでも、世界のトップ10に入る実力者、あるいはトップ5に入る実力者であれば、どんな試合でも勝つ可能性はあります。そして、それらのうち、その日のパッティングの調子や、環境や気候などの条件にマッチした選手がメジャー大会でも勝つ可能性が高くなる。松山選手はそのトップ10、トップ5の選手の中にいます。それは間違いありません。

ですから、メジャー大会でも優勝できる可能性は大いにあります。マスターズも優勝できるチャンスは十分にあるでしょう。実際、松山が昨年、日本に来て2連勝を飾った時、周りのプロたちもその存在に圧倒されていました。そして、ある選手はその凄さをこう表現していました。

『自分たちの中ではミスでないことが、彼の中ではミスになっている。もう、求めていることの次元が違う。まさに、世界のトップのところまでいっている。また、松山はこれまでとスイングが変わっていない。それでいて、結果には大きな違いが出ている。ということは、相当なベースアップができていて崩れようがない、ということ。非常に安定していて、調子が悪いなりにも結果が出せてしまう』

4大メジャー制覇については、最初に否定しましたが、もちろんチャンスはあります。しかも、タイガー・ウッズのような絶対王者がいない今、トップ10、トップ5というグループにいる選手は、誰もが優勝する可能性を持っています。松山選手もそのひとりです」