
ギネスワールドレコーズの日本オフィスから、森口明利さんに認定の知らせがあったのは2月6日だった。
1月14日、淡路島(兵庫県)で行なわれた、小学生の縄跳び合宿にゲストとして呼ばれた森口さんは、7重跳びに挑戦し成功。ギネス記録認定に必要な、専門家ふたりの立ち会いとビデオ撮影の条件も満たしていた。
これで森口さんは、78回連続4重跳び、2回連続6重跳び、21回連続5重跳びと合わせて、通算4つ目のギネス記録樹立となった。
普段は会社員の森口さんに「なぜ、縄跳びを跳び続けるのか?」と直撃すると即答だった。
「昔から、跳ぶのが好きだから」
そんな跳人(ちょうじん)にも悩みがある。
「7重跳びになると、高速すぎて観客が成功したかどうかわからない。僕は数えながら跳ぶので、成功した瞬間にガッツポーズをするんですが、それを見てから歓声が湧くんです」
飽くなき挑戦を続ける森口さん、京都大学工学部卒業の頭脳で計算すると「人類は少なくとも8重跳びまでは跳べる」らしい。3月からはメキシコに赴任するが、地球の裏側でも「跳び続けます!」と宣言してくれた。
ギネス認定証を持ちピース