車のドアを閉めた後、あえてもう一度、開けてポージング。ジュリアナ夫人(左)もノリノリ

最初は冗談かと思ったが、あの男は本当にやって来た!

3月7日、15時5分。成田空港に現れたのは、独立リーグ・高知ファイティングドックス入りしたマニー・ラミレス。メジャー通算555本塁打のまごうことなきレジェンドだ。

殺到する大勢のメディアやファンにもみくちゃにされながらも、囲み取材の後には、詰めかけた約30人のファン全員に自らサインする神対応ぶり。

かつては“問題児”の名をほしいままにしたラミレスの紳士的な姿にちょっと感動。

とはいえ、レッドソックス時代に8年約180億円もの大型契約を結んでいた男が、なぜ今、わずか数百万円の年俸で日本の独立リーグにやって来たのか?

この日は、テレ東系の人気番組『YOUは何しに日本へ?』の取材陣もしっかりと待ち構えていたが(笑)、本人は「日本が好きだから」「現役でプレーをしたいんだ」と語るのみ。

ゆくゆくはNPB球団への移籍を見据えているのか、いないのか。ともあれ、最後は移動車に駆け寄った本誌カメラマンにジュリアナ夫人と、このポーズ。

春を待つ高知に、ラテンのリズムが聞こえてきた。

ラミレスのユニフォームなどを持ったファンが殺到したが、そのひとりひとりにサイン

(取材・文/中村 計 撮影/村上庄吾)