プロデビュー戦を見事な一本勝ちで飾り、試合翌日も元気いっぱいだった真珠・野沢オークライヤー プロデビュー戦を見事な一本勝ちで飾り、試合翌日も元気いっぱいだった真珠・野沢オークライヤー

7月30日のRIZINでのプロデビュー戦を見事な一本勝ち、タレント・野沢直子の長女としても話題の真珠・野沢オークライヤー

『週刊プレイボーイ』32号では、なんとカラーグラビアで悩殺セクシーショットまで披露するなど、その注目度が高まっている。そこで、勝利の興奮冷めやらぬ試合翌日、真珠選手を独占インタビューした!

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―RIZINでのデビュー戦、本当に素晴らしい試合でした!

真珠 ありがとうございます! もう、チョー楽しかったです!

―入場シーンから、アゲアゲでしたもんね!

真珠 こんなにスゴい舞台に出られたのが嬉しくって。本当は私の入場シーンでは、さいたまスーパーアリーナのマスコット「たまーりん」が一緒についてくるはずだったんですけど、テンションが上がりすぎて、ひとりで走っていっちゃった! あとで怒られちゃいましたけど(笑)。

―あんな大会場は初めてだったでしょうけど、緊張もなく?

真珠 もう、ぜーんぜん。会場に着いたら「緊張するかな?」と思っていたんですけど、なぜか私、大きい会場のほうがリラックスできるみたいで。でも、入場前に流れたお母さんやお父さんの昔のパンクな映像を見た時は「あー、見なきゃよかった…」と思いましたけど。

 スタンドの打撃で圧倒し、マウントポジションを奪った後、腕十字固めで勝利(c)RIZIN FF スタンドの打撃で圧倒し、マウントポジションを奪った後、腕十字固めで勝利(c)RIZIN FF

―ハハハハ! 試合自体はいかがでした?

真珠 本当は立ったままフィニッシュしたかったんですけどね。でも、テイクダウンのチャンスがあったので寝技になっちゃいました。寝技ならフットチョーク(*脚による絞め技)で極(き)めたかったんですけど、それも入らなくてちょっと残念。

―最後は腕十字固めでフィニッシュしましたけど、あんなキレイな一本で「残念」なんてことはないですよ! でも、立ったままKOしたかったというのは、必殺の“真珠トルネード”を出したかったからですか?

真珠 いやいや、実は私、“真珠トルネード”ってなんのことかわからないんですよねえ。

―ええーー!? じゃあ、必殺技でもなんでもない?

真珠 というか、自分で付けた名前じゃなくて、東京スポーツの記者の方が勝手に名付けたみたいで。実は何が“真珠トルネード”なのか、私自身、全然わかっていないんです(笑)。たぶんトルネードキックのことなのかな?とは思っているんですけど、まあ、お客さんが喜んでくれるならそれでOKですけど。

 試合後、号泣する母親の野沢直子と手を取り合い勝利を喜ぶ(c)RIZIN FF 試合後、号泣する母親の野沢直子と手を取り合い勝利を喜ぶ(c)RIZIN FF

―試合後、お母さんとはお話しできました?

真珠 話そうとしたんですけど、お母さん、泣きすぎて言ってることがよくわからないんです(笑)。いつものことだから、こっちは「ああ、また泣いちゃった」って感じなんですけどね。でも、今回はお母さんのおかげで勝てたと思ったので、勝利者トロフィーをあげようとしたのに、それはもらってくれなかったですね。「私は何も頑張ってないから。頑張ったのは真珠だから」って。

―真珠選手の努力や試合にかける思いを理解していたからこそでしょうね。ところで今回、7月5日の記者会見のために来日して以降、ずっと日本にいたそうですね?

真珠 そうなんです。都内のトレーニングジムを拠点に練習していたんですけど、トレーニングと取材の毎日でした。

―注目も高まり、取材も増えたでしょうが、その中で週プレのグラビア撮影にも挑戦していただきました! 初めてのグラビアはどうでした?

真珠 フフフ、試合より緊張しました(笑)。衣装を見せていただいたときも、本当にドキドキしちゃって。

 『週刊プレイボーイ』32号のカラーグラビアで悩殺セクシーショットを披露! 『週刊プレイボーイ』32号のカラーグラビアで悩殺セクシーショットを披露!

試合よりグラビアのほうが緊張しました

 試合前、減量中の真珠選手を尻目に、母親とコーチはラーメンを食べていたと明かす 試合前、減量中の真珠選手を尻目に、母親とコーチはラーメンを食べていたと明かす

―でも、さすがのカッコよさでしたよ!

真珠 カメラマンの方からいろいろ指導していただきながらやりました。格闘技の衣装とグローブを付けて撮影した写真がお気に入りの1枚になりました。

―またお願いしますと言われたら?

真珠 やります!

―おお! よろしくお願いします! それにしても取材が増えたことでトレーニングに支障はなかったんですか?

真珠 そこは大丈夫! 私にとってトレーニングは一番大事なものなので。ただ、メディア取材が大事なのもわかっているので、RIZIN側には「朝と夜のトレーニングができるなら取材はやります」と伝えていました。取材の後、すぐジムに行けるように取材現場にはジムバッグを持っていっていましたね。

―1ヵ月弱ですが、日本での生活はどうでした?

真珠 それがですね、日本に到着した時は62kgだったんですけど、練習内容も何も変えていないのにそのまま6kg落ちちゃったんです(*試合は57kg契約)。日本の暑さのせいなのか、日本の食べ物がよかったのか…。いつも試合前は3kgぐらい減量するんですけど、最後は逆に1kgアンダーになってしまったので、「ヤバい、食べなきゃ!」って。

―減量しすぎてしまったと。やっぱり日本食って痩せるんですかね。

真珠 そうだと思います。ごはん、お味噌汁、あとはしゃぶしゃぶみたいなおかずとかを自分で作っていたんですけど、昔、お母さんにいつも作ってもらっていた味を思い出しました。サンフランシスコの実家を出てミシガンに移ってからはあまり日本食を食べてなくて、やっぱり日本食が食べられないのはツラいなあと思っていたので。今回は逆に、日本にいるのに試合前なのでラーメンを食べられなかったことがツラかったですけど(笑)。

―確かに、試合前のラーメンの誘惑は強敵ですね!

真珠 そうそう、オフの時間には何度かお母さんとコーチと3人で遊びに行ったりもしたんですけど、ふたりともヒドいんですよ! 私は試合前で食べられないのに、お母さんとコーチはお昼ご飯にラーメンを食べたりして。しかも、そのあとクレープまで食べて!

―ふたりとも日本を満喫してますね(笑)。

真珠 私がシーザーサラダだけの時も、お母さんとコーチはパスタとピザを食べてましたし。お母さんは私が減量してるのをわかっているのに「おいしいから我慢できないわ! ごめんね~」と言って、たくさん食べたりして。コーチもコーチで「これはメンタルのトレーニングになるから、ボクらが食べているところもちゃんと見ろ!」とか言うんですよ。ヒドいでしょ?

―文字通り“ハングリー”になれと(笑)。でも、お母さんが近くにいたことはやっぱり安心材料でした?

真珠 いや、お母さんと試合のことは話さないようにしていたんですよ。だって、すぐ泣いちゃうんで。それに試合の話になると余計なことを言うんですよ。「あんたさ、血が出たらどうするの?」とか「殴られるところ、私は見たくない!」とか。試合前なのに、こっちはそんなこと聞きたくないですよね(笑)。

学費のローンはまだ払い終わってないんです…

 より強くなるために、ミシガンから故郷サンフランシスコに戻り、強豪ファイターたちと練習していくという より強くなるために、ミシガンから故郷サンフランシスコに戻り、強豪ファイターたちと練習していくという

―ハハハハ! RIZINでの試合前は毎回それがお約束の光景になるかもしれないですね。さて、プロデビューしたことで新たな目標は生まれましたか?

真珠 やっぱり「自分がどのくらい強くなれるか」を追求したいです。今、ちょうど所属ジムを変えるところなんですよ。ジムを変えてミシガンからサンフランシスコに引っ越しました。

―新しい所属ジムはどこに?

真珠 ギルバート・メレンデス(*青木真也や川尻達也にも勝利した超強豪ファイター)のいるエルニーニョ・トレーニングセンターです。まず、日本に来る2週間ぐらい前に少しだけトレーニングさせてもらったんですけど、ジムの空気が違うんですよね。格闘技に対する空気が…。あと、メレンデスの奥さんのケリアンもベラトール(*UFCに次ぐアメリカの大手団体)のファイターですし、UFCファイターではレスリー・スミスもいますから、強い女子選手がいっぱいいて楽しみだなって。

―そうなると、キレイな顔が練習でボコボコに…。

真珠 実際にもうボコボコですよ(笑)。レスリーはUFCの試合前だったから一緒にスパーリングしたんですけど、ふたりでガンガントレーニングをしてアザだらけになりましたから。

―そのジムに移籍したのは、やはり強くなるために?

真珠 もちろんです。あとは、家族が近くにいるからですね。やっぱりサンフランシスコは15年ぐらい住んだ場所だし、地元だからサポートしてくれる人もたくさんいるし。気持ち的にホームに戻ってきたなって。

―でも、前回のインタビューでは「家族や友達から離れて格闘技に集中するためにミシガンへ移った」と言っていましたよ。

真珠 その当時はキャリアが浅くて、格闘技に対する気持ちもまだ固まっていなかったからでしょうね。でも、今はアマチュアの試合も3戦したし、今回、RIZINでプロデビューしたので、もう格闘技に対して気持ちが揺らぐことはないですね。

―以前のように、友達からの遊びの誘惑にも負けることはないと?

真珠 負けません! 確かに、前はバーに飲みに行ったりするのもスゴく好きだったんですけど、今はお酒も全然飲まないし、友達から誘われても不思議と行きたくならないんです。そういうの、つまらなくなっちゃいました。練習でボロボロになりながらスパーリングするほうがよっぽど楽しいですね。

―それは真のファイターになっちゃった証なんでしょうね。

真珠 ホント、100%、格闘家です!

―ミシガン時代は生活のためにバーテンダーのアルバイトをしていたようですが、サンフランシスコでの生活はどうなりそうですか?

真珠 理想は、トレーニングだけに集中したいんですけど、ジムのトレーニング代も高いんですよ。サンフランシスコは物価も高いし、移動も車になるから車代がかかるだろうし。あとは、大学のローンも払いきっていないので…。

―えっ!? 途中でやめちゃった大学ですよね?

真珠 そうなんですけど、ローンはまだ払い終わってないんです。アメリカで学費を払うのって結構大変なんですよ。それは自分で払わないといけないので。だから、バイトをしながらという生活になるとは思うんですけど、それは覚悟の上ですね。だって、私はもう格闘技が本当に好きだから。格闘技がやりたいから、格闘技を続けるためならどんなことでもやろうって思っています。

―じゃあ、アルバイトをしなくてもいいように、もっともっとRIZINで稼がないと!

真珠 ハハハハハ! そうですね。またRIZINで活躍できるように、今度はもっとスゴい勝ち方でお客さんを驚かせたいと思います!

(取材・文/松下ミワ 撮影/保高幸子)

『週刊プレイボーイ』32号で披露したグラビアも要チェック!

●真珠・野沢オークライヤー 1993年生まれ、アメリカ合衆国出身。176cm、57kg。タレント野沢直子の長女。9歳から空手を始め、昨年から柔術も習い始める。打撃の練習で初めてパンチを顔面に受けた時、あまりの気持ち良さにプロの総合格闘家になることを決意。7月30日のRIZINでは、シーナ・スター(アメリカ)を1R1分50秒、腕十字固めで仕留め、プロデビュー戦を勝利で飾った