6大会連続のW杯出場を決めたハリルジャパンだが過信は禁物!

グループ最強のライバルであるオーストラリアに快勝し、われらが日本代表はアジア最終予選B組首位で、6大会連続のW杯出場を決めた。

しかし、その余韻も残るなか、6日後に行なわれたアウェーのサウジアラビア戦ではちぐはぐなプレーが目立ち、あえなく敗戦。アジア勢相手にコンスタントに勝ち切ることができない現状では、本大会の結果が心配…。2敗1分けに終わった前回ブラジルW杯の轍(てつ)を踏まぬためにも、残り9ヵ月余りの期間でいかにチームを強化すべきなのか、識者の皆さんに聞いた。

現在、代表メンバーに入っていないものの、本大会に向けたさらなる戦力アップのためハリルホジッチに試してもらいたい選手は?

「めぼしい選手はもうだいたい招集していると思うのですが……そうですね、隠し玉として面白そうなのが安部裕葵(ひろき・鹿島)でしょうか。クラブでもほとんど途中出場しかしていないまだ18歳の選手なのですが、自分で仕掛けられる快速ドリブラーなんです。かつてイングランド代表で18歳のマイケル・オーウェンが彗星のごとくデビューしたときのような使い方ができたら面白そう。

若くて無名の選手がポンと出てきてスゴいドリブルをしたら、相手もビビるんじゃないかと(笑)。いずれにしても、20歳前でJリーグに出場し始めたばかりというイキのいい選手をひとりぐらい、本大会に連れていってほしいです」(サッカージャーナリスト・西部謙司氏)

「逆にベテランの中村憲剛(川崎)も、貴重な戦力になってくれるはず。今の代表にはパサータイプが少ないので、アクセントを加えられます。しかも中村は正確なロングパスをどんと出すことも得意なので、ハリルホジッチの好みにも合うでしょう」(サッカージャーナリスト・後藤健生[たけお]氏)

◆W杯出場を決めた日本代表だが、世界の舞台で勝つために今からできることは? この続きは『週刊プレイボーイ』39・40合併号「ハリルジャパン、ロシアW杯で勝つための強化プランはこれだ!」にてお読みください!

(撮影/ヤナガワゴーッ!)