有刺鉄線ロープに触れた瞬間、爆音とともにハチミツは一瞬で火だるまに。芸人だからといって手加減は一切なしの火薬量だった 有刺鉄線ロープに触れた瞬間、爆音とともにハチミツは一瞬で火だるまに。芸人だからといって手加減は一切なしの火薬量だった

耳をつんざく電流爆破、体に食い込む有刺鉄線――芸人の領域をはるかに超えた命がけの大舞台で、ハチミツは爆音とともに壮絶に散った。

10月7日、鶴見青果市場において大仁田厚と東京ダイナマイトのハチミツ二郎がノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチで対戦。会場には多くのファンのほか、芸人の水道橋博士やマキタスポーツ、元『週刊プロレス』編集長のターザン山本など、“訳あり”な面々が詰めかけた。

両者の因縁は約20年前に遡(さかのぼ)る。ある番組で当時、まだデビューしたてだったハチミツが、台本を完全無視した大仁田にボコボコにされるという事件が勃発。

ハチミツにとって大仁田は高校時代に憧れた“涙のカリスマ”。それだけにこの試合は雪辱と憧憬が入り交じった、男の夢舞台でもあったのだ。

試合は終始、大仁田のペース。だが、ハチミツは有刺鉄線で体を引き裂かれ、2度爆破を受け、電流爆破バットを食らっても、最後まで大仁田に食らいついた。

敗れはしたものの、電流爆破のリングとファンの心に、芸人として確かな爪痕を残したハチミツの独占インタビュー&密着ルポは『週刊プレイボーイ』44号(10月16日発売)でお読みいただけます!

 最後は“大仁田劇場”でノーサイド。20年来の“因縁”を清算できたハチミツは、この後、感無量の表情でリングを後にした 最後は“大仁田劇場”でノーサイド。20年来の“因縁”を清算できたハチミツは、この後、感無量の表情でリングを後にした

(取材・文/石塚 隆 撮影/丸山剛史)