「全国区のスター不在」にあえぐドラゴンズ。松坂はファンの期待に応えることができるのか?

故障続きで近年、鳴かず飛ばずの「怪物」松坂大輔のドラゴンズ入りが秒読み段階となった。

ただし、そこは「ケチでコスパ意識が高く」「よそ者に冷たい」とされる名古屋人のこと。松坂獲得に大ブーイングが起きているのか…と思いきや、むしろ地元は大歓迎!ってマジですか?

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日米通算164勝。「怪物」と呼ばれた男の最後の挑戦が始まろうとしている。

中日ドラゴンズが、ソフトバンクを退団した松坂大輔(37歳)の入団テストを今月下旬にナゴヤ球場で行なうと発表した。

松坂はメジャーから帰国後の2014年オフにソフトバンクと3年12億円の契約を結んだものの、右肩の故障もあり、この3年間は鳴かず飛ばず。

「ソフトバンク時代の1軍登板は16年10月2日の楽天戦1イニングのみ。それも39球投げて、3安打2奪三振4四死球5失点(自責点2)というひどい内容でした。これにはソフトバンクファンも『たった39球で12億円。1球当たり3077万円の大給料ドロボーだ!』と痛烈な批判を浴びせていました」(スポーツ紙デスク)

そんな松坂に手を差し伸べたのは、古巣の西武でも高校時代を過ごした横浜のDeNAでもなく、中日だったというわけだ。

「球団内では『今の松坂の実力では客寄せパンダにもならない』との酷評もあったようですが、最終的には松坂が新人時代に2軍の投手コーチだった森繁和監督と、松坂の兄貴分でもある編成担当の友利結(ゆい)氏らが“死に水をとる覚悟”で獲得を進言したといいます。入団テストはあくまでセレモニーで、ドラゴンズ松坂の誕生は時間の問題でしょう」

となると、気になるのはドラゴンズファンの反応だ。チームは現在、5年連続Bクラスに低迷しており、大型補強は急務。なのに、3年間で39球しか投げていないロートルの松坂を獲得すれば、「フロントは何を考えとるんだがね!」と、猛烈な批判が上がってもおかしくない。

他の選手もハジけることができる?

ただでさえ「上から目線」で、「ケチでコスパ意識が高く」「地元愛が異常に強い半面、よそ者に冷たい」ともいわれる名古屋人のこと。てっきり「松坂なんていらにゃ~!」とブーイングの嵐が起きているのかと思いきや、現地から聞こえてくるのは意外にも「松坂入団ウエルカム」の声ばかり。一体、どういうことなのか?

中日ファン歴うん十年、名古屋名物ひつまぶしの名店で亡くなった星野仙一元監督も通いつめたという「あつた蓬莱軒」の鈴木詔子(のりこ)女将が言う。

「松坂選手の獲得は大賛成です。このところのチームの成績不振で、ナゴヤドームがいつもいつもシーンとしているのは名古屋人としてもイヤですよ。そんななか、松坂選手のような全国区のスターが入団してくれたら、またファンがたくさん球場に帰ってくるはず。

今のドラゴンズの選手はちょっとおとなしすぎるので、松坂選手みたいなスターがいてくれたら、他の選手もつられてハジけることができると思うんです」

★ファンからは“あの背番号”待望論も?『週刊プレイボーイ』5号(1月15日発売)「名古屋の竜ファン『ドラゴンズ・松坂大輔誕生』に熱烈ラブコールのなぜ!?」にてこの続きをお読みいただけます。

(取材/ボールルーム)