11日、初日を迎えた大相撲三月場所。
昨年11月から、一連の傷害事件の話題ばかりがクローズアップされ、本来の土俵の話題が置き去りになっていた感が否めない相撲界。そんななか、爽やかな笑顔を見せるのは、今場所新十両に昇進した炎鵬晃(えんほう・あきら)、23歳だ。
169cm、91・1kg。現在、関取(十両、幕内)の平均身長が183cm、体重が160kg強のなか、あまりにもコンパクトな体格である。
それでも、5歳の頃から取り組んできた相撲を大学4年生まで続け、白鵬からのひと言で力士になることを決意したのは、昨年1月のこと。
翌2月、白鵬の内弟子として相撲界に足を踏み入れた炎鵬は五月場所から21連勝という快挙を見せ、所要6場所のスピード昇進で十両に。
「昇進の知らせを聞いてもピンとこなかったです…」
語り口こそ初々しいが、相撲っぷりは派手で大胆。多彩な技を繰り出すことから、「ひねり王子」の異名も持つ。
浪速の春、炎鵬の炎がヒートアップする。
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(取材・文/武田葉月 撮影/ヤナガワゴーッ!)