ヤンキースの田中将大が2日、都内で行なわれた「ウブロ×田中将大チャリティーイベント~Pray for HOKKAIDO~」に、平昌パラリンピックの金メダリスト・成田緑夢(ぐりむ)とともに参加した。
田中は2015年からスイスの高級時計メーカーであるHUBLOT(ウブロ)のアンバサダーに就任し、度々チャリティーイベントに参加している。
今回のチャリティーでは、田中と成田の他、20人の子供と一緒に「ターゲットチャレンジ」に挑戦。ボールを投げてパネルを落とすゲームだが、それぞれ金額が記載され、落としたパネルの合計金額が北海道胆振東部地震の被災地に寄付される。
元々こうしたゲームは「苦手」だとこぼす田中だが、子供たちが小さなパネルを落としてくれたことで、「相当プレッシャーがなくなった」と感謝。その後、成田も1枚落とし、残り5球で4枚という状況で田中の番に。
準備運動のキャッチボールを始めると、子供たちからは「スプリット! スプリット!」という声が。田中は、「キャッチボールを始めたばかりなので自信はない」と言いつつも、本当にスプリットを投げてみせたが、「今のは多分落ちてない」と苦笑い。
本番でもスプリットを要求された田中だが、「そんな余裕ない」と拒否。結局、"泣きの1回"を行なっても完全クリア出来ず、ラスト1枚を残して総額180万円の寄付が確定した。
9月6日に起きた北海道胆振東部地震だが、「何かいい形で協力できたらと妻と話し合っていた」という田中。帰国後も北海道を訪れ、
「札幌の繁華街しか今回行けなかったけど、そこはもう変わりないという印象。思い入れの強い土地で、今でも温かい声をいただく。今回に限らず継続してこういった活動を続けていくことができたら」
と災害復旧への思いを明かした。
そして、トークセッションでは今季の成績について、「もう6シーズン目。自分自身思うような投球が出来なかった」と不本意だったことを明かし、「来シーズンこそは、という思いはあります。(目標は)ワールドシリーズ制覇ですね」と断言した。