平成7年の珍プレー、高津(ヤクルト)アフロで『大都会』を歌う

野球報道のあり方を変えたと言っても過言ではないフジテレビの『珍プレー好プレー大賞』

今年は12月8日(土)に、『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2018 平成最後の(珍)マジ半端ないってSP!』(21:00~23:10/フジテレビ系列)が放送される。

この"平成最後"の放送を前に、名物ディレクター戌亥芳昭(いぬい・よしあき)氏が「あった、あったよ、それあった!」な名場面を厳選!

【平成5年】
野村監督(ヤクルト)間違えて全日本プロレスのバスに乗ろうとする

その日の試合のことで頭がいっぱいだったのか、宿舎を出たノムさんが間違えて乗り込もうとしたのは、よりによって全日本プロレスのバス。照れ笑いがおちゃめでした。

【平成6年】
"乱闘王"ブラッグス(横浜)に与田(中日)も応戦?

死球にキレたブラッグスがマウンドに駆け寄って与田にパンチを浴びせると、塁上にいたローズ(横浜)も背後から与田を押し倒す地獄のツープラトン。今オフ、中日の監督に就任した与田は、当時逃げるそぶりも見せずに応戦し、強心臓ぶりを見せつけた。

【平成7年】
高津(ヤクルト)アフロで『大都会』を歌う

宇野勝(中日)、達川光男(広島)らが去った「珍プレー界」にさっそうと現れたニュースター・高津。アフロのヅラをかぶり、声高らかにクリスタルキングの名曲『大都会』を歌い上げる姿は番組名物に。

【平成8年】
佐野(近鉄)ハゲの自虐ネタ

振りかぶると同時にわざと帽子を落とし、ハゲ頭を露出させる「ピッカリ投法」でおなじみ佐野慈紀も『珍プレー好プレー大賞』の常連。彼が中継ぎ投手として日本プロ野球史上初の年俸1億円プレーヤーだったことはあまり知られていない。

【平成11年】
"闘将"星野監督(中日)ピッチャー交代を告げる際にコケる

みのもんた氏の臨場感あふれるナレーションとともに、主に乱闘シーンでの登場が多かった星野監督の珍しいズッコケシーン。味方ベンチの選手たちも笑いをこらえるのに必死だった。

【平成12年】
長嶋監督(巨人)9252日ぶりに背番号「3」披露&江藤に熱血ノック

この年、FAで獲得した江藤智に背番号「33」を譲り、自らは現役時代の背番号「3」に変更した長嶋監督。キャンプ当初はコートを着てもったいぶる(!?)も、2月12日、9252日ぶりに栄光の背番号を披露。その後は「俺は死に球は打ってないぞ!」のかけ声とともに江藤に鋭いノックを浴びせ続けた。

【平成13年】
番長・清原(巨人)隠し球でタッチアウト

元木大介(巨人)と共に"隠し球の名手"といわれた横浜の佐伯貴弘だが、番長・清原にも仕掛けるとはさすが!

【平成19年】
下柳(阪神)味方のエラー連発にブチギレ

勝てば阪神のCS進出が決まる大事な一戦で、5回裏にセカンドの関本、ショートの秀太絡みで3つのミスが続出。これにはマウンド上の下柳も激怒し、1イニングに2度グラブを叩きつける事態に。今もOBイベントなどでたびたび本人たちに"再現"される名作。

【平成25年】
場内アナウンスが西武のピッチャー「小石」と「大石」を間違える!?

ロッテ戦で西武の渡辺監督は先発の涌井からピッチャー「小石」に交代を告げるも、場内アナウンスとビジョン表示はなぜか「大石」。これには西武ナインと出てきた小石もアゼン。同一チームのブルペンに「大石達也」と「小石博孝」がいたために起こった珍しいハプニング。

【平成29年】
巨乳ボールガールにマリーンズベンチも釘づけ

マリーンズのベンチをくぎづけにしたのは推定Gカップ(!?)の巨乳ボールガール。彼女が動くたび、ぷるっぷるに揺れるオッパイには伊東監督もニンマリ。実は彼女、このとき、産後だったとか。

■『週刊プレイボーイ』51号(12月3日発売)ではこれらの傑作選を写真とともに紹介。さらに、平成を代表する実力派『珍プレー好プレー』スター・清原和博氏が、当時のプレーを振り返りつつ、激しい乱闘やクロスプレーがなくなった今の球界への思いを語っています。