イベントに登壇した(左から)篠山竜青、ケンバ・ウォーカー、比江島慎

5月31日、都内で行なわれた「NBA FINALS 2019 PUBLIC VIEWING PARTY presented by Rakuten TV」に、初来日したNBA・ホーネッツのケンバ・ウォーカー、男子バスケ日本代表の篠山竜青(しのやま・りゅうせい、川崎ブレイブサンダース)と比江島慎(ひえじま・まこと、栃木ブレックス)が参加した。

今回のイベントは、30日(アメリカ現地時間)に行なわれた「NBAファイナル2019」初戦のパブリックビューイングイベント。3連覇を目指す"絶対王者"ゴールデンステイト・ウォリアーズに対し、初の決勝進出となるトロント・ラプターズが連覇を阻むことができるのか、注目されている。

ケンバの登場に650人が熱狂!

650人ものNBAファンが来場した会場はすし詰め状態。イベントに参加した30代男性は「サッカーや野球と違って、日本でこんな大規模なイベントはないから、めちゃめちゃテンションがあがる。(生中継で)観ちゃったから結果は知ってるけど、全然違った楽しさがある」と汗ばみながら話した。

さらに別の参加者はハーフタイムに行なわれたトークショーについて「ケンバを生で見られてマジ最高! 信じられない」と興奮。オールスターに3年連続選出、今年はオールNBAサードチームにも選ばれるなど、人気実力ともにトップクラスのケンバと同じ空間にいたことを喜んだ。

笑顔でシーズンを振り返るケンバ

そして、ケンバら3選手はメディアセッションにも登場。「NBAファイナル2019」の予想やそれぞれのシーズンを振り返るなかで、話題はNBAドラフトにアーリーエントリーしている八村塁(はちむら・るい/ゴンザガ大学)について。大学バスケが好きでよく見ているというケンバは、

「もちろん八村選手のことも見ています。彼のゲームは非常に好きですね。サイズがあって動ける選手ということで、そのままNBAでもやっていけるスキルセットだと思いますので、彼の成長が楽しみだし、いつかNBAでビッグネームになるんじゃないかと思っています」

と称賛。さらにケンバは日本チームに対して言及。3大会ぶりのW杯出場(8月開幕)や44年ぶりにオリンピック出場が決定するなど、今シーズンで「バスケットボール界全体が非常に盛り上がりを見せた」(篠山)が、

「日本自体はいい方向に向かっていると思います。特に八村のような選手が出てきたし(海外勢と渡り合うには)他の選手も上達する気概や努力が大事になってくるんじゃないかな」

と今後の成長についてコメントした。

なお、今回ハーフタイム中に行なわれたトークショーは、Rakuten NBA Specialオリジナル番組「俺たちのNBA!!」にて公開収録されており、アーカイブで放送を視聴できる。