5日、プロサーファー・五十嵐カノアが「SHISEIDO BLUE PROJECT」のアンバサダーに就任し、発表イベントに登壇。東京五輪での金メダル獲得へ意欲を見せた。

資生堂が展開する「SHISEIDO BLUE PROJECT」は、サンケアを通じて海を守るビーチクリーン活動を行なう取り組み。同プロジェクト第一弾として10月3日からフランスで開催されるサーフィン界最高峰の「チャンピオンシップツアー(CT)」に協賛し、ビーチクリーン活動や砂浜付近での植樹活動をサポートする。

今回、アンバサダーに選ばれた五十嵐は、今年バリでのCTでアジア人初優勝を飾ったトップレベルのサーファー。現在CTランク7位で五輪出場はもちろん、金メダル候補にもなっている日本のエースだ。

毎朝海に入る五十嵐にとって、資生堂のサンケアは欠かせないものだと話す 毎朝海に入る五十嵐にとって、資生堂のサンケアは欠かせないものだと話す

「6歳ぐらいから資生堂の日焼け止めを愛用している」と話す五十嵐も、アンバサダーとして10月のビーチクリーンに参加。「次の世代の子供たちのためにも、海を守ることの方がトロフィーや金メダルよりも大切」と喜びを明かした。

しかし、自身の五輪に対する意気込みは確固たるもの。「まずはオリンピック代表に選ばれるのが目標」と前置きしながらも、「その後は金メダル。金メダルを獲ることを毎日のように考えている。プレッシャーはあるけど、金メダルを獲りたい。『日本人が初めてサーフィンの金メダルを獲った』というニュースを届けたい」とハッキリと宣言した。

東京五輪への意気込みを明かす五十嵐 東京五輪への意気込みを明かす五十嵐

また同日、CTの来季昇格を争う予選シリーズ(QS)で都筑有夢路(あむろ)が優勝し、日本女子初のCT昇格が近づいたことにも触れ、「本当に日本人のハイレベルなサーファーが増えてきた。これから日本人のCT選手も増えてくる。サポートをしたい」と、21歳ながらトップランナーとしての風格を垣間見せた。

東京五輪における国別出場枠は最大で男女各2人。CTランキング、2020年のISA ワールドサーフィンゲームス(以下、WSG)の結果、2019年のISA WSGの結果によって決定。五十嵐を筆頭にした五輪候補者たちは代表入りに向けて、今月7日から15日まで宮崎で行なわれているWSGに出場している。